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【マングローブモニターの飼育・飼育環境】

トカゲ 飼育・飼育環境
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長州クリプター@Twitter)です.







【マングローブモニターの飼育・飼育環境】






黒を基調とした体色に黄色のスポットが美しい半水棲の中型モニター.

 

大きさは概ね120~130cm程度とされていますが,現在この日本で160cm以上に成長した本種を飼育されている方も…

 

イベント・展示即売会を始め,時折総合ペットショップでも見かけるようになった本種ですが,最近少し入荷が減った??といった印象です.

 

価格的にも比較的安価と言われるモニターですが(以前飼育していた生体は15000円程で購入)その美しいスポットや人馴れしやすい性格など人気種であることに違いはありませんが,繁殖は積極的には行われていないようで,今後の動向も気になるところです.

 

今回はそんなマングローブモニターについてまとめていきます.

 


  【内容】

   1.マングローブモニターとは?

    ■分類

    ■生息地

    ■大きさ・価格

   2.飼育環境

    ■飼育ケージ

    ■温度・湿度

    ■紫外線

    ■水容器

   3.エサ

    ■幼体時

    ■成体時

   4.慣れる?ハンドリング

   5.まとめ

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1.マングローブモニターとは?

 ■分類



爬虫網有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属マングローブオオトカゲ亜属

 

このマングローブオオトカゲ亜属にはおよそ14種のオオトカゲが分類されており,その中でも

 

・マングローブモニター(Varanus indicus)


・ブルーテールモニター(Varanus doreanus)


・イザベルモニター(Varanus spinulosus)


・カールシュミットモニター(Varanus jobiensis)



は同種群としてみているとされていますが,正直よくわかりません.
(セラムモニターは地域個体群?)

 

いずれにしてもモニターの中でも大きな個体群である事に違いはなさそうです.

 

確かにマングローブ系のモニターはどれも似ているといえば似てますしね…

マングローブモニター,イエローヘッド,セラム,トーチ,ブルーテール,カールシュミットなどなど.

 

 ■生息地



本種は生息範囲が広く,地域個体群もよく見かけますし,産地別に表記されることもあります.

 

オーストラリア北東部,インドネシアの島々,パプアニューギニア,パラオ,ソロモン諸島など非常に広い範囲に生息しています.

 

時折,島物のマングローブモニターが入荷し,イエローのスポットが非常に大きかったり,多かったり,逆に少なかったりと多少なりともバリエーションがあるようです.

 

産地によって微妙に表現が違ったりしますので好みの生体を選ぶ楽しみはありますね.



 ■大きさ・価格



平均全長:100-120cm

最大全長:130cm以上
(飼育下で160cm以上の生体もいます)

 

基本的に本種は中型のモニターで概ね100cm~120cm程度で130cmを超えることはめったにないと言われています.

ですが本邦では人気Youtuberの方が飼育しているマングローブモニターで160cmを超える個体も確認されているため,飼育環境次第では大型となるものもいるかと思われます.

 

ちゃんねるおミズ
超巨大マングローブモニター「おミズ」との日常動画を上げていくチャンネルです。 お迎えから10年目に突入 全長 166cm 体重 8.4kg 全長130~140cmを超えたあたりから完全放し飼い状態で飼育(同居)しております。 基本的に面白&可愛い路線ですが、たまにマウスやヒヨコ等の給餌動画も投稿します。 たまにジ...

 

価格についてはおそらくサバンナ・ナイルモニターに次ぐ安価なモニターとして市場では認識されているかと思われますが

 

安い=飼育が容易

 

というわけではありませんので,購入の際は飼育環境を維持できるかどうかをよく検討して購入しましょう.
(アダルト個体をまず見てから購入を検討されることをおすすめ致します)

 

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2.飼育環境

 ■飼育ケージ



その名の通り,熱帯雨林のマングローブ林に生息している種ですので,水に依存する傾向があります.

概ねサルバトールモニターと同様に考えていただいてもよいかと思います.

 

 ■サルバトールモニターの飼育について

ミズオオトカゲ【サルバトールモニター】飼育・飼育環境
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 ■カミンギーモニターの飼育について

カミンギーモニターの飼育・飼育環境
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 ■サルファモニターの飼育について

【サルファモニターの飼育・飼育環境】
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ただし,本種は半樹上性の性質も持ち合わせていると思っていますので,高さもある程度は重要となってきます.

サルバトールモニターとイエローヘッドモニターを足したようなイメージで良いかと考えています.

 

 ■イエローヘッドモニターの飼育について

イエローヘッドモニターの飼育・飼育環境
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幼体時は既製品のケージで十分飼育は可能ですので45cmもしくは60cmケージから始めてもいいでしょう.


 

最終的には120cm以上のケージが必要となってきますが,既製品では120×60の横幅と高さを兼ね備えたケージがありますので,そちらが現実的かと思っています.


ですが,それでも若干狭いと感じるかと思いますので,それ以上のケージとなると

 

・オーダーケージ

・自作ケージ

・室内放し飼い

 

以上の3点から選ぶしかないかと思います.

 

 ■爬虫類ケージの選び方

【爬虫類の飼育ケージ】~選び方~
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 ■自作ケージについて

【爬虫類飼育における,自作ケージのメリット・デメリット】
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個人的には自作ケージが好きなので自作ケージをおすすめ致します.

 

いずれにしても本種を始めとする爬虫類を飼育するうえでの一番の楽しみは給餌だと思いますので(個人的には),狭いケージで過剰にエサを与えると簡単に肥満で死んでしまいますので特に注意が必要です.
*モニター飼育の肝は給餌内容だと個人的には考えています.



 ■温度・湿度



本種が生息している東南アジアは赤道直下の熱帯性気候に属しています.

基本的には高温多湿で夜間温度もそこまで低下しないと思っていただければよいかと思います.

 

  温度
ホットスポット 40-45℃
ケージ内温度 30-32℃
ケージ内採点温度 28℃
夜間温度 25℃前後


ホットスポットは必ず設け,直下で40℃以上になるようにします.

 

ここで注意したいポイントとして,小さなケージでホットスポットを40℃以上にするとケージ内の温度が上がりすぎるリスクがあります

 

適切な温度勾配を設けるためにもある程度大きなケージが必要かと思います.

 

ですので,ケージ内でも必ず28℃前後の涼しいスポットが必要です.

 

温度計やサーモスタットは必須かと思います.



また,夜間については25℃前後を基本とし,23℃くらいまでは低下しても大丈夫だと思いますが,20℃は下回らないように注意が必要です.

 

モニターは比較的丈夫なものが多いのですが,長期飼育を考えると温度管理は厳密に行うべきです.
(爬虫類飼育は温度管理や飼育環境など,他のペットと比較して非常に厳密な管理が必要です)

 

湿度については70%しっかりキープしたいところですが,ある程度の通気性も重要ですし,本種は割と水に依存する種ですのでツリーモニターなどの様に神経質になる必要はないと思います.

 

それでも50%以下は乾燥しすぎですので注意してください.脱皮不全や体調不良を起こすものもいます.

 

 ■紫外線



オオトカゲの紫外線については議論が分かれるところかと思いますが,基本的にはあっても問題はないので,飼育開始時や初めて飼育する場合などはあった方良いかと思います.

 

 

紫外線の目的としてはビタミンD3の合成で,これは私たち人間でも同様です.

 

カルシウムは基本的に腸から吸収されますが,その際にビタミンD3が必要となり,これが不足すると吸収できずに低カルシウム血症となり,爬虫類でしたらクル病を発症したり,形成不全など来してしまいます.

 

 ■爬虫類の紫外線について

【爬虫類の各生体における紫外線について】~トカゲ・ヘビ・カメ・ヤモリ~
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 ■モニターの紫外線について

【オオトカゲ・モニターの紫外線について】
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また紫外線でもUVBがビタミンD3の合成,UVAは活性や脱皮促進などを促しますので,むしろUVAの方が重要だったりもします.

 

UVBで必要なものはサプリメントで補填できますが,UVA不足は生体の活性が落ち,食欲減退なども招きますので注意が必要です.

 

ですので,紫外線に重きを置くより,いかに”ケージ内を屋外の様に明るくしてやる”かが1つのポイントかと個人的には考えています.

 

 

ただ,最近ではセルフバラスト水銀灯が各メーカーより多く販売されていますので,そちらを使用されても良いかと思います.


老舗のZooMed社より発売されているパワーサンUVが明るさ的には最も太陽光に近いイメージです.


紫外線量はソーラーラプターが頭一つ抜きんでているようですが,独特の色温度なので好みが分かれるかと思います.


ビバリアのハイパーサンはコスパ的には最も優れているかと思います.


ソーラーグローは100wではなく125wと少し熱量が高くなっています.


以上のように水銀灯だけでもこれだけのバリエーションがありますので選ぶだけのことはあるかと思います.

 

ただし,いずれの水銀灯も80~125wとかなり高温になりますので,小さなケージなどで使用すると簡単にオーバーヒートしますので少なくとも60cmケージ以上での使用をおすすめします.

 

 ■水容器



本種はその名の通り,熱帯雨林のマングローブ林に生息しており,樹上傾向も水棲傾向も強い種です.

 

イエローヘッドモニターを少しサルバトールモニター寄りにしたイメージです.
(逆にわかりにくいかも…)

 

(上がイエローヘッドで下がカミンギー)

 

個人的に本種はサルバトールモニターと同様な程,水に依存している傾向がありますが割と個体差があり,樹上傾向が強いものもいるといった印象です.

 

これは育った島によって環境が微妙に違うところなどが影響しているのかとも愚考していますが,よくわかりません.

 

ですので実際には水容器も流木も用意し,生体が選べるような環境にして様子を見てみましょう.

 

大きさはサイズに合わせてある程度ゆったりと浸かれる大きさが良いでしょう.


大きな生体にはこういったツールボックスなどを用いても良いかと思います.
(持ちやすいのである程度の大きさまでは持ち運びができる)


 

サルバトールモニターの様に概ね水容器内で排泄をするかと思いきや,半樹上性の傾向もあってか割と水容器外でも排泄をするものも多いので,床材や臭い対策はしっかりと実施しておきたいところです.

 

 ■モニターにおすすめの床材

【モニター・オオトカゲにおすすめの床材】
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 ■爬虫類の臭い対策

【爬虫類の臭い対策】~ニオイノンノとジクラアギトを中心に~
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基本的には水容器は毎日変えてあげたいところですが,難しければ2-3日に1回でもいいかとは思っています.

消臭剤についてもジクラアギトやニオイノンノがおすすめですが,除菌も含めて次亜塩素酸水を使用してもよいかもしれません.




 

いずれにしてもこまめな清掃・メンテナンスが生体にとっても飼育者にとってもより良い結果に結びつくのではないかと愚考しています.

 

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4.エサ

 ■幼体時



幼体時は

 

「よく食べ,よく動き,よく出す」

 

個体差はありますが非常に貪欲にエサを求める生体が多い印象です.

成長期ですので肥満の心配は少ないのですがそれでも”げっ歯類を毎日与える”などは控えた方が無難でしょう.

 

基本は昆虫を中心とした給餌で時折ピンクマウスや鶏のハツやササミ,小魚などを与えます.



幼体時の給餌間隔について正解はないと思いますが,私は概ね週に3-4回くらいで腹八分程度にしています.

 

1つは満腹は人間も含め心は満たされても体にいい影響はないということ.

 

2つはこまめに粗食で与えた方が

 

「こいつはエサをくれる.悪いやつではなさそうだ」

 

と,飼育者の存在に慣れてもらいやすいと考えていること.

 

3つはある程度の空腹状態であればケージ内でエサを探してよく活動するから.

 

など個人的に考えてそういった頻度にしています.

 

可愛いので食べるだけ与えたくはなりますが,飼育下での生体は肥満しやすく,慢性的に運動不足が考えられますので健康のためにも飼い主の我慢が重要です.

 

 ■成体時



成体時はとにかくいかにエサの量を絞るかが全てだと思います.

 

80cmあたりを超えたくらいからグッと風格が出てきますので,エサを食べる姿も非常に見ごたえがあります.

 

成体時も鶏のハツやササミ,小魚やエサ用のザリガニ,成虫のデュビアやコオロギ,そして時折マウスやウズラなどを与えます.



頻度は週に1回程度の給餌で十分と考えています.その際もお腹がパンパンに膨れるほど与える必要はなく

 

「まだないの?」

 

とエサを求めてくるくらいで打ち止めとしましょう.

 

個人的には水棲の傾向が強いモニターは割と魚やザリガニ,エビなどによく反応する傾向にありますので準備が出来ればそういったエサをメインとして,時折げっ歯類やウズラ・ヒヨコなどを与える程度にしましょう.

 

それか,少量のマウスを週1程度で飼育されている方もいらっしゃいます.

 

やはりなんといってもマウス・ラットは完全栄養食ですのでこれに勝るものはいません.が、簡単に栄養過多となりますので頻度についてはよく検討された方が良いかと思います.


それと,魚を与えた後の糞はとても魚臭くなります…

 

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5.まとめ



いかがでしたでしょうか.

 

【マングローブモニターの飼育・飼育環境】

 

サバンナモニター,ナイルモニターに次ぐ安価な生体ですが,サバンナやナイルとはまた違った生態で,かつあまり大きくなりすぎないなどペットリザードとして十分すぎるくらいの魅力を兼ね備えているのではないでしょうか.

 

ですが個人的には生息域が非常に広いので奥が深い種ではないかと思っています.

 

現在は比較的入荷が多く安価な種ではありますが,安価な種はCB化が進まない傾向がありますので今後も同行も気になるところだと思っています.



**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう


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