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【オオトカゲ・モニターの紫外線について】

トカゲ 飼育・飼育環境
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【51Base】です.




【オオトカゲ・モニターの紫外線について】




私たちが普段から浴びている紫外線.

いわゆる不可視光線で肉眼では見ることはできませんが,実は私たちにとっても爬虫類にとっても非常に重要な生きる要素です.

爬虫類が日光浴(以下,バスキング)を行う理由は大まかにいえば


・体温の上昇

・ビタミンD3の合成

・乾燥による殺菌(水棲のカメなど)

 

などが挙げられます.

もちろんUVBだけでなくUVAも非常に重要な要素で,活性化や脱皮の促進などがあります.

基本的に昼行性のトカゲに紫外線は必須であると思っているのですが,最近ではオオトカゲ・モニターに関しては必要ないといった話もよく聞くようになってきました.

もちろん,短命に終わってしまう様であれば全く議論の余地はないと思われますが,それで長期飼育及び繁殖まで成功させている飼育者・ブリーダーが多くいます

国内でもレフ球のみで長期飼育されている方は多い印象です.

そこで今回はオオトカゲ・モニターの紫外線についてどういった見解があるのかをまとめましたのでどうぞ最後までご覧ください.



*あくまで1飼育者としてリサーチしたものや,実際に長期飼育をされている飼育者から聞いた話,自身の経験などを踏まえてまとめています.学術的・科学的な根拠があるわけではありませんので,最終判断は飼育者様の自己責任にてお願い致します.

 


【内容】

 1.紫外線は必要か?

  ■小型の肉食性

  ■中・大型の肉食性

  ■雑食性

  ■草食性

 2.モニター全種で必要ないのか?

  ■アフリカ産

  ■アジア産

  ■オーストラリア産(ゴアナ)

  ■ツリーモニター

 3.紫外線灯

  ■蛍光灯

  ■ランプ

  ■水銀灯

  ■メタハラ

 4.実際の飼育では?

  ■自験例

  ■サプリで良いのでは?

 5.まとめ

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1.紫外線は必要か?



まずはモニターだけでなく,トカゲ全体で細分化してみていこうと思います.夜行性が多いヤモリについては除外しております.



■紫外線について

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 ■小型の肉食性



まずは小型の肉食性のトカゲから見ていきます.

主にはカナヘビやスキンクなどが含まれますね.紫外線が必要なポイントとしてはやはりビタミンD3の摂取が可能かどうかだと思います.

小型の肉食性については主食は無脊椎動物,つまり昆虫です.

昆虫の栄養素については種によってまちまちでしょうが,概ね共通いて言える事は

 

「高タンパク・低脂肪」

 

筋トレ関連商品でよく聞きそうなキャッチフレーズな気もしますが…

飼育下で私たちが生体に与える昆虫としては

 

・コオロギ

・デュビア

・ワーム

 

などでしょうか.

そしてこのいずれの昆虫にも

ビタミンD3は含まれていません

だからダスティング(昆虫にサプリメント付けて与える)をするんですけどね.

そのため,野生下ではバスキングと同時に紫外線からビタミンD3を合成していることが考えられます.

そう考えると飼育下での紫外線は非常に重要な意味を成しそうです.

 

 ■中・大型の肉食性



次に中・大型の肉食性についてですが,ここに主にモニターなどが入ってくるかなと思います.

中・大型の肉食性のトカゲは概ね獲物である小型の哺乳類や鳥類,または魚などを丸呑みにする傾向にあります.

 

野生下で最も多くのビタミンD3を含む食材は魚介類です.

 

またマウスやウズラ・ひよこなど丸呑みの場合は多少の摂取が可能でしょうが,それでも魚類のように豊富に含まれているわけではなくごくわずかと言われています.

注意点としてビタミンD3は脂溶性ビタミンであり過剰摂取は神経障害などのリスクがあります.

各種においての必要量については私の知る限りではわかりませんが,多量に摂取する必要はないと考えます.

また,ミズオオトカゲなどは魚類(主に死骸),ツリーモニターなどは鳥の卵などを狙って捕食していることがわかっています.



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つまり最低限のビタミンD3は摂取できており,かつ紫外線による合成も含み野生下では必要量を得ていると考えていいと思われます.

では飼育下ではどうかと考えると,やはり紫外線量は太陽光と比較すると少なくなります.その為,ビタミンD3の合成は少なくなりカルシウムの吸収に支障をきたす可能性が推察されるので,補助的にサプリメントで補う必要があります.

ですが,逆に飼育下ではビタミンD3の摂取量はコントロールできます

げっ歯類を与えたり,鳥類を与えたり,そしてビタミンD3が豊富に含まれる魚や卵を与えることも可能です.

そういった調整が飼育下では可能なため,必要以上に紫外線を照射するよりもUVAを中心としたバスキングスポットを提供すれば骨形成不全などなく長期飼育・繁殖が可能と考えられます.



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実際には私はメタハラによる飼育を中心に行ってきたので,この紫外線なしの飼育方法は実践したことはありませんが,紫外線灯なしで長期飼育している飼育者が多いこともまた事実の様です.

 

 ■雑食性



次に雑食性のトカゲについてですが,主にはフトアゴヒゲトカゲやホカケトカゲなどです.
(アオジタトカゲは少し特殊なので除外しています)

雑食性のトカゲについては食性が草食に近いか,肉食に近いかに分けられますが,いずれにしても自然界では草食性も肉食性(昆虫)もビタミンD3は不足してしまうため,紫外線は必要な要素だと考えられます.

 

基本的には野菜類や果実にはビタミンD3は含まれていません

 

トカゲが食すものとして含有が多いものは主に魚介類(川魚にも少量),そして卵黄です.

といっても雑食性のトカゲに積極的にマウスや魚を与えることは推奨されませんので,やはり飼育下では不足しがちな栄養素であることに変わりはないと思います.

サプリメントによる摂取や紫外線照射による合成は必要だと考えます.


ですがこれらの種は人工飼料によく餌付きますので,そういったエサを主食と一緒に与えるようにするようにしてもいいかと思います.



どちらの商品もビタミンD3を含みますので,餌付けばエサの管理なども非常に楽になります.

 

 ■草食性



最後に草食性ですが,前項に記載したように基本的に葉野菜にビタミンD3は含まれていません

豆類には含まれていますが,主食というわけではありませんのでやはり紫外線は必須と思われます.



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ですので必ずエサにはカルシウム剤及びビタミンのサプリメントを付けますが,ビタミンD3は脂溶性ビタミンであるため,過剰摂取には注意が必要です.

可能であればカルシウムのみのものと,ビタミンD3も含まれているものと2つ用意した方がいいかもしれません.

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また,草食性のトカゲはセルロースを分解するために非常に多大なエネルギーを消費しますので,全体的にエコな生体が多いです.あまり動かずひたすらバスキングしていることが多い.

ですので高温かつ紫外線量は多く…が理想的なのかもしれません.もちろん生息環境に応じてですが.

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2.モニター全種で必要ないのか?

 ■アフリカ産



ここには主にサバンナモニター,ナイルモニター,アフリカンロックモニターなどが含まれます.

サバンナモニターはアフリカ大陸で最も小さいオオトカゲで,主食は無脊椎動物,つまり昆虫です.

前述のとおり昆虫にビタミンD3の含有は期待できないので紫外線の照射は必要かと思われます.

 

ですが,飼育下ではほとんど紫外線を照射せずに飼育が可能であるようですが,本種は飼育下では短命であることが多いと言われています.

 

恐らく紫外線を照射せずともビタミンD3を含む卵黄やマウスなどを丸呑みで食べさせていれば不足することは考えにくいですが,サバンナモニターなどアフリカ原産のモニターの特性上,肥満体となりやすいです.

 

ですので,ビタミンD3欠乏による低カルシウム血症は呈さずとも,その前に肥満による多臓器不全で死亡する例が多いのではないかと思われます.
(あくまで個人的見解です)

 

■サバンナモニターの飼育について

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■サバンナモニターのエサと肥満について

サバンナモニター 脂肪と餌について
...

 

 

ナイルモニターについては幼体時こそ主食は昆虫類ですが,成体時はナイルワニの巣から卵を盗んで捕食することもありますし,川辺ですので魚の死骸や貝類などビタミンD3を含有する食事が多い傾向にあると推察されます.

もちろん飼育下でも卵は好んで食べますので,必ずしも紫外線は必須ではないのかもしれません.事実,紫外線なしで長期飼育をしている飼育者は多くいらっしゃいます.

 

■ナイルモニターの飼育について

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アフリカンロックモニターについては,約10年ほど前までは2万円程度で販売されており,サバンナモニターと同等な扱い??でしたので,繁殖や長期的な飼育例を私は知りません(インターネットで探せばあるかもしれませんが…).

ですので,一概には言えませんが,やはりサバンナモニター同様に乾季の食事制限が非常に重要になると思われます.

現在は非常に高価なモニターの1種で,飼育者自体も少ないため現状なんとも言えない部分はありますが,大きさ的にはサバンナモニターよりもはるかに大きくなるため,ある程度は卵黄やげっ歯類・鳥類の給餌で紫外線はなくとも低カルシウム血症は防げるかもしれません.

 

 ■アジア産



アジアのモニターと言えば「Asian Water Monitor」=「ミズオオトカゲ・サルバトールモニター」と考えてもいいかと思います.
(もちろんその他にもモニターは多く生息していますがここではサルバトールモニターに焦点を当てて考えていきます)

 

■ミズオオトカゲの飼育について

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ミズオオトカゲについても海外ではブリーダーなど長期飼育者の間では論争が絶えないようで,いずれの飼育方法も繁殖を行えている点でどちらが正解なのかはわかりません

というよりむしろ必要な栄養素を摂取できていればそれが紫外線であれサプリメントであれ問題ないということなのかもしれません
(この結論に至ればこの記事は全く無意味となります…(笑))

国内の飼育環境でも多くの方で紫外線灯は使用されていますし,最近ではセルフバラスト水銀灯など非常に便利な紫外線灯も販売されており,飼育者も選ぶことが出来るようになってきました.

 

https://twitter.com/55Syusuke/status/1089508483756548098

 

そういった意味ではより自然環境に近いバスキングスポットを提供することが容易となってきていますので,可能な限り紫外線の照射は行っても良いのではと考えています.





恐らく共通の認識としては紫外線は必要であると考えても良いかと思います.ですが,必要な栄養素を摂取できていれば必ずしも紫外線は必要ないのかもしれないという事は知識としてあっても良いのかもしれません.


 ■オーストラリア産



オーストラリアにも多種多様かつ非常に魅力的なモニターが生息しています.

 

・ペレンティ

・レース

・スペンサー

・サンド

・キンバリーロック

・フレックル

・ルビタス など

 

枚挙にいとまがないです.まさにモニターの聖地

このオーストラリアに棲息するモニターの多くは比較的乾燥した草原や岩場に生息しています.

そしてオーストラリアは非常に紫外線が強い地域ですので,紫外線の要求量としてはアフリカ原産のモニターと同様に考えてもいいかもしれません.

オーストラリアは何度か行ったことがありますが,現地の動物園や爬虫類園ではほとんどが屋外で飼育されていました.
(生息地だから屋外でも飼育可能なのでしょうが…)


ですが,本種に関しても肥満に十分留意することが出来ればミズオオトカゲと同様な考え方でも良いかもしれません.

アメリカのキーパーなどでもあまり積極的に紫外線灯は使用しておらず,50℃近くに温まったバスキングスポットと明るい照明で活性を上げていると話していました.

ですが,多くのキーパーや飼育者がZOOMED社のパワーサンUVを使用していた記憶があるので,結局紫外線は浴びているじゃんと思いましたけどね.


前項と同様の内容になってしまいますが,やはりセルフバラスト水銀灯などをメインの照明にしつつ,卵黄やサプリメントなど肥満に十分留意した給餌内容でビタミンD3の摂取を考えていけば良いかと思います.

 

 ■ツリーモニター



ツリーモニターに関しても幼体時こそ主食は昆虫ですが,成体時は鳥の巣から卵や雛を襲って捕食することがありますので,ビタミンD3の摂取は大丈夫ではないかとも思われますが,常にそういった栄養価の高い食事ができているかと言われれば決してそうではないと思います

やはり終生メインは昆虫であると考えていただいて良いです.



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そう考えると本種には紫外線は必要だと考えられます.時折給餌に卵黄やげっ歯類・鳥類など与えれば良いかとも思われますが,本種のスリムな体型を維持していくにはやはり昆虫食をメインに紫外線灯にて合成を促す方法が良いかとも思います

長期的に紫外線なしで飼育する場合はビタミン剤の併用を行いますが,必要量については何とも言えないところがありますので,過剰摂取には十分注意した方が良いかと思います.



また本種は高温多湿でかつ通気性と高さのあるケージを用意する必要がありますので,紫外線の照射距離には十分注意してください.

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3.紫外線灯

 ■蛍光灯



蛍光灯タイプの紫外線ライトは主に熱帯魚などのアクアリウムでよく使用されています.

爬虫類用の紫外線灯で蛍光灯タイプは意外にも少ないです.



どちらかというと最近は蛍光灯よりもランプタイプの方が主力といったイメージです.


ただし,蛍光灯は照射範囲が広いのでケージ全体の明るさをかなり保ってくれますので,使い勝手は良いですね.

 

■ランプ



現状ではランプタイプのものが最も多く販売されていると思います.

紫外線量についてもW数,熱帯・砂漠と使い分けが可能で,コンパクトトップという専門の取り付け器具もありますので,非常に取り回しや見た目にもスタイリッシュでケージ周りがすっきりします.



コンパクトトップはグラステラリウムとの併用が可能です.


ただし,紫外線量についてはかなり少ないといった報告が散見されます.

ですので,特に砂漠系のアガマやカナヘビなどには紫外線灯は水銀灯などもう少し強力なものが必要かと思います.

熱帯雨林に生息するものはランプタイプでも良いですが,脱皮不全など認める様であれば変更も検討してもいいかもしれません.

(多くの場合は湿度不足が原因なこともあります)

ですが,比較的安価でペットショップだけでなく,ホームセンターなどどこでも売っている本製品は入門器具としては最も適した飼育用品かと思います.

 

■水銀灯



水銀灯タイプのものは以前はZOOMED社のパワーサンUVだけでしたが,ここ数年でいくつかの商品も販売されて選べるような時代になりました.


一昔前のセルフ・バラスト水銀灯.(懐かしい…)

水銀灯タイプの最大の特徴はバスキングスポットと紫外灯を1つで賄えるところでしょうか.

ですが,かなり高温になる為,ある程度大きなケージでないと簡単にオーバーヒートしてしまうので注意してください.
(サーモへの接続も✕)

*最近の主力商品はこの3つでしょうか.点灯時の色合いについてはハイパーサンが個人的には好みです.




熱量はパワーサンが最も強いといった印象です.

実際に紫外線量を測定されているサイトで,とても参考になると思います.

404: ページが見つかりませんでした | HOBBYIST GARAGE
爬虫類(フトアゴヒゲトカゲ・リクガメ・レオパなど)や小動物のペットの飼育に適した木製ケージや、擬岩バックボード・擬岩シェルターをオーダーメイドで製作しています。

明るさ・熱量はパワーサンで色合い的に好みなものはハイパーサンかなといった印象です.ラプターは紫外線量は多いようですが,写真で撮影すると特徴的な色味になります.

上がラプターで下が蛍光灯下です.写真移りがなんとも言えない…。

ちなみにハイパーサンはこちらです(同生体)

あくまで個人的な好みです.

 

■紫外線量→ソーラーラプター

■熱量・明るさ→パワーサンUV

■コスパ→ハイパーサン

 

あくまで参考程度で.

 

■メタハラ



メタハラとは「メタルハライドランプ」のことで,略してメタハラとよく呼ばれます.

主に海水魚や熱帯魚の飼育の際に使用されることが多いのですが,爬虫類用のメタハラも発売されています.

紫外線量は非常に強く,また光量も素晴らしいものがあります.

個人的には脱皮不全に悩んでいたカミンギーがメタハラに変えた途端に非常に美しく脱皮し始めたので個人的にも信頼しています.

ただし,非常に高価でなかなか手が出せないところではあります.

私が今まで使用してきたメタハラは

オンラインショップ - エムズワン有限会社

エムズワンのMHシリーズで以前のものですが…

そして現在廃版となったスドーのソラーレUV.

こちらは交換球は生産されていますが(2019.2現在),本体は製造中止となっており,時折ヤフオクやメルカリに出品されています.

(本製品が非常に好きなので,新古品をメルカリにて購入しています)


最近は水銀灯が主力となってきていますので,あまり使用されている方がいない印象ですが,その圧倒的な光量と紫外線量は一度試すか店頭でご覧になられても良いのではないでしょうか?

 

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 4.実際の飼育では?



実際の飼育現場ではやはり紫外線は使用している方が多いと思います.

 

https://twitter.com/55Syusuke/status/1089508483756548098

 



ランプタイプの紫外線灯は照射量が少ないといった報告もよく聞きますので実際にはどうなのかは定かではありませんが,紫外線不足による低カルシウム血症より先に肥満による死亡例の方が実際には多いと思われますので,効果のほどは何とも言えないかと思われます.

紫外線量の多いメタハラはやはり高価な飼育器具ですのでなかなか設備投資にそこまで手が回らない飼育者も多いとは思います.



ですが,現在はセルフバラスト水銀灯が多く販売されていますのでバスキングライトよりは高価ですが,メタハラよりはかなりリーズナブルな価格ですので,まずはこちらから始める方が無難だと思います.

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5.まとめ



いかがでしたでしょうか.

 

【オオトカゲ・モニターの紫外線について】

 

長々と書き綴りましたが,結局のところは

 

「紫外線はサプリメントや給餌で代用可能だが,種によっては必ずしも不要というわけではない」

 

私自身はメタハラの光量がとても好きですので,モニターの飼育には必ず使用しています.

ですが3匹・4匹と多くのモニターを飼育するようになれば,設備投資だけでもかなりの出費です.

セルフバラスト水銀灯でも十分な紫外線量が得られると思われますし,ビタミン剤での摂取も可能ですので包括的に管理できれば欠乏することはないのかもしれません.

むしろ注意すべきは欠乏症よりも過剰な給餌による肥満死だと思います.



 

**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう


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