【51Base】です.
ひとり暮らしの方におすすめのペットは
爬虫類だと思う【7つの理由】
昨今は晩婚化が進み,一人暮らし・生涯未婚の方が増えているといった報道を時折耳にするようになりました.
人生は一度きりですので結婚が全てではないと思いますし,何より自由な生活には憧れますよね…
そんな中でここ数年は一人暮らしの方のパートナーとしてペットを飼育されている方が増えており,その中でもエキゾチックアニマルや爬虫類の飼育者が増えていると感じています.
一昔前は爬虫類と言えば忌み嫌われる存在でしたが,最近はインターネットの発展もあり,そういった身近ではない生き物を知る機会が増え,その魅力にハマってしまう方も多いのではないかと愚考しています.
今回はそんな一人暮らしの方にぜひおすすめしたい爬虫類の飼育について,なぜおすすめできるのか,その理由についてまとめていきます.
■女性におすすめの爬虫類
【内容】
■おすすめできる理由
1)飼育スペース
2)エサの頻度
3)維持・管理費
4)程よい大きさ
5)日々のメンテナンス
6)匂い
7)旅行に行ける
■おすすめの種類
■まとめ
目次
■おすすめできる理由
1)飼育スペース
これは爬虫類好きを拗らせた私の部屋の写真ですが,これはやり過ぎです…
もちろん飼育する生体にもよりますが,多くの爬虫類は犬や猫と比較すると非常に省スペースでの飼育が可能です.
例えばミズオオトカゲの様な大型のトカゲなどは非常に広大なスペースが必要となりますが,女性を中心に大人気のヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)やニシアフリカトカゲモドキなどは45cm程度の飼育ケージでも十分に終生飼育が可能です.
生き物を飼育するうえで飼育ケージは,ある程度大きくしっかりと動き回れるスペースが必要ですが,こと爬虫類に関してはむしろ小さめのケージの方が落ち着くこともありますので,必ずしも広いケージは必要ありません.
2)エサの頻度
私達人間はほとんどの方で1日3食,犬猫も朝・晩と,最近流行しているメダカでも朝・晩,稚魚については1日3回と多くのペットで毎日の給餌が必ず必要です.
爬虫類については,余程のベビーを除けば毎日与える必要はありません.
ヘビであればベビーでも2-3日に1回で構いませんし,レオパやニシアフリカトカゲモドキなどもベビーの間は小さなコオロギを1-2匹もしくは人工飼料を数口程度で大丈夫です.
逆に与えすぎは容易に肥満体となり,生体が短命となってしまうリスクもありますので,可能な限りエサを絞るという意識が重要です.
特に昨今は爬虫類の人工飼料が多く発売され,トカゲモドキなどは基本的に人工飼料だけで飼育することも可能となってきました.
ですので昆虫が苦手な方も爬虫類の飼育が可能となってきてはいます.
(どうしても人工飼料を食べないものもいますので,コオロギくらいは餌として与える覚悟は必要)
毎日与えなくとも元気に成長してくれる彼らは毎日多忙な私たち社会人にとって最高の相棒となり得るのかもしれませんね.
■ヒョウモントカゲモドキの人工飼料について
3)維持・管理費
生き物を飼育するのに「維持・管理費」という言葉は相応しくないのかもしれませんが,ペットを養うことは私たち飼育者にとっても義務ですので,しっかりお金を掛けてください.
ただし,爬虫類に関しては他のペットよりも養っていくお金は少なくすむ傾向があります.
(大型のトカゲやヘビなどを飼育する場合は別ですが)
例えば女性に人気のレオパやニシアフリカトカゲモドキといったヤモリは日中のバスキングランプや紫外線灯といった設備は不要ですし,飼育ケージと床材,ケージを保温する為のパネルヒーターがあれば飼育は可能です.
ヘビも同様で,人気種のボールパイソンもガラス製のケージでなく,衣装ケースなどを改造して飼育することも可能ですし,アクリル製の飼育ケージもありケージ代もあまりかかりません.
こういったオシャレなケージも…
餌代に関しても,毎日与える必要がないので月間のコストで換算するとかなり少ないので,お財布にも優しいと思います.
■爬虫類の餌代について
また,どうしても爬虫類を飼育する際に気になる点として「電気代」もよく挙げられます.
結論を言ってしまえば,大型のモニターやイグアナなどの昼行性のトカゲを3匹以上飼育,90㎝以上のケージが3つ以上ない限りはそこまで電気代が高騰することはないと思います.
現在も数十匹のモニターやヘビを飼育していますが,電気代は思った以上に掛かりません.
(家の構造や間取り,飼育生体によって大きく変動します)
特にヤモリやボールパイソンといった比較的省スペースで飼育が可能な爬虫類は電気代に関しても数百円程度の出費で済むと思いますので,何匹も飼育することがない限りはそこまで身構える必要もないかとは思います.
■爬虫類の電気代について
ただし,この趣味はなぜか1匹の飼育では済まないことが多々多々多々多々あります.
レオパ1匹を飼育していたはずが,気づけば数匹,数十匹.ヘビも飼育し始めて気が付けばブリーダーに…
といった方も知っていますので,あくまで1-2匹の飼育では…と考えてください.
■爬虫類飼育は楽しい
4)程よい大きさ
一概に全ての爬虫類というわけではありませんが
□ヒョウモントカゲモドキ
□ニシアフリカトカゲモドキ
□フトアゴヒゲトカゲ
□ボールパイソン
□コーンスネーク
などいわゆるポピュラーな人気種の爬虫類たちはいずれも手のひらに乗ることができるサイズで,それでいて飼育環境にも慣れやすいといった特徴があります.
爬虫類の飼育では「触れ合い」は最小限に留める必要があり,愛玩動物の様に一緒に遊ぶといったことは基本的にはないのですが,””触りやすい””かとは思います.
(大型のトカゲやヘビは危険も伴いますしある程度の慣れと技術も必要ですのでこの限りではありません)
触りやすいということはメンテナンスの際にも楽ですし,異常なども目視で確認しやすいのでベタベタ触るのは推奨されませんが,ある程度の触れ合いにはもってこいかと思います.
■モニター・オオトカゲの慣らし方
5)日々のメンテナンス
日々のメンテナンスとはいわゆる「お世話」です.
給餌,糞の処理,ケージの清掃などです.
爬虫類のメンテナンスは成体によってその頻度と時間はばらつきがありますが,例えばレオパ・ニシアフなどのトカゲモドキを1匹などでしたら,1-2分で終わります.
彼らは概ね決まったところに糞をする傾向がありますので,その部分にキッチンペーパーなどを敷いていれば糞をするたびにそれを除去するだけです.
ヘビについてはベビーで4₋5日に1回ペースで成体で1週~2週に1回ペースですのでむしろ暇です…
ナミヘビ科のものはもう少し間隔は短いですが.
給餌に関しても先の項で書いた通りですので,日々のお世話は非常に簡素です.
まあだから2匹3匹と飼育生体が増えていくのでしょうが…
ただし,限られた飼育スペースでくらいしている彼らの為にも可能な限り糞・尿酸など速やかに交換し,常に清潔なケージとし,水容器などの飲水も毎日交換するようにはしてください.
■爬虫類のメンテナンスにかかる時間について
また,メンテナンスや除菌には次亜塩素酸水が非常に使い勝手も,コストパフォーマンスも良いのでおすすめです.
■おすすめの除菌剤について
6)匂い
生き物を飼育するうえで避けては通れない問題…
それは「ニオイ」です.
どんなに可愛いワンちゃんや猫ちゃんでも糞はしますし,体臭もします.
小さくて可愛いハムスターなんかも独特なネズミの臭いがします.
どんな生き物であれそれぞれ特有の臭いはありますが,こと爬虫類に関しては本当に無臭です.
正確には糞尿の臭いはしますが,体臭が無臭ということです.
ただ…やはり糞の臭いは強烈なものもいますので一概に「臭いがないからいいですよ」とは言えませんが,他のペットと比較すると臭いは控えめかな…といった印象です.
レオパやニシアフ,ヒルヤモリなどは比較的臭いも少ないですが,ボールパイソンは成体になると割と太さも出るので,糞をしたときはそれなりに臭いはあります.
ただ,それ以外はほとんど臭いはありません.
ポピュラーな人気種で問題はフトアゴヒゲトカゲでしょうか…
無茶苦茶可愛くて人慣れもしやすいので非常におすすめなのですが,糞は割と臭いますのでその点だけは注意が必要です.
ですが下記の記事にて対策やその方法などをまとめていますので,ぜひ参考にされてください.
■爬虫類の臭い対策について
■爬虫類の糞・臭いとの闘い
個人的には空気清浄機も良いのですが,加湿器にニオイノンノが最強だと思っています.
7)旅行に行ける
爬虫類はその多くの種類で非常に飢餓に強いです.
上記の写真は先日北海道へ1週間旅行に行った時のものですが,多めの水を用意しただけでこの間エサは与えていません.
「ひどい」
と思われるかもしれませんが,むしろ可愛いからと与えすぎる方が彼らにとってはリスクです.
特にヘビや肉食性のトカゲは数週間~数カ月程度でもいけます.
ヘビに関しては長いもので半年程季節性の拒食をするものもいますので,本当によく生きているなとビックリさせられます.
人気のトカゲモドキ達も例えばレオパなんかも実は乾季には休眠しますので,非常に飢餓に強いです.
あの可愛らしい尻尾に栄養を蓄えていますので,1週間程度の旅行でしたらほとんど問題になることはないかと思います.
ただし,水切れには注意したいので可能な限り多めに用意して出掛けられることおすすめ致します.
もちろん健康体の生体に限ったことかと思いますし,だからといってほったらかしにしていいというわけではありません.
ベビーなどはエサ切れに弱い傾向もありますので,もし長期に家を離れるときは一度購入されたショップなどに相談されてもいいかもしれませんね.
■おすすめの種類
省スペースでの飼育が可能な代表的な爬虫類は
□ヒョウモントカゲモドキ
□ニシアフリカトカゲモドキ
□ヒルヤモリ
□ボールパイソン
□クレステッドゲッコー
□アオジタトカゲ
□フトアゴヒゲトカゲ
などでしょうか.
最近はニシアフリカトカゲモドキのモルフが多く作出されていますので人気は急上昇中です.
■まとめ
いかがでしたでしょうか.
一人暮らしにおすすめのペットは
爬虫類だと思う7つの理由
昨今はペットの需要も多様化しており,犬や猫だけでなく様々なエキゾチックアニマルを飼育している方も多くいらっしゃいます.
そんな中,爬虫類は非常にエコな生き物であるとも言えますので,大型種を飼育しない限りは比較的経済的な負担も少なくより日々の生活を彩ってくれることかと思います.
近すぎず遠すぎずと程よい距離感で,ペットの世話に追われるといったことも少ないかと思います.(1-2匹くらいなら)
そして現在飼育をするか悩まれているあなたも,きっと1年後には数十匹の爬虫類の飼育者となり,いわゆる
「沼にハマる」
状態となっていると確信しています.
**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう