IMG_20180925_232425



長州クリプター(@Twitter)です.





【おすすめモニター・オオトカゲ】

~初めて飼育するオオトカゲは何がいいの?~ 



昨今は爬虫類ブームが到来しているのかと思わせるほど,展示即売会は大盛況ですね.


つい先日行われた
名古屋レプタイルズワールドもかなり多くの人で賑わっていたようです.


そんな中,ネットやSNSではモニター・オオトカゲの飼育を開始された方をよく見かけるようになりました.



ですが,皆さんが気にされていることは




・大きくなる

・慣れるの?

・餌代

・電気代





そこで今回は【おすすめのモニター・オオトカゲ】と題して,初めて飼育する方,飼育を検討している方の参考になるようにまとめていきます.





   【目次】


   1.おすすめモニター・オオトカゲ

    ■サバンナモニター

    ■ナイルモニター(オルナータ産)

    ■イエローヘッドモニター

    ■ドワーフモニター

    ■コバルトツリーモニター


   2.維持・管理費 (餌・電気)

    ■電気代
  
    ■エサ代

   3.飼育ケージ

   4.慣れるの?

   5.まとめ







1.おすすめモニター・オオトカゲ


今回は主に5種のモニターに絞りました.


あくまで初めての飼育にも適した長所を持っている生体をピックアップしています.


またモニターは基本的に全種で肉食性の生き物ですので,一部に果実などを食べる生体もいますが,野菜などは食べません.






■サバンナモニター

IMG_20180829_162642


おすすめ度:★★★★★





まずはサバンナモニターからです.


比較的本種はモニターの中でもポピュラーで,展示即売会だけでなく爬虫類専門ショップであれば必ずと言っていいほど目にすると思います.



全長:1m前後

最大全長:1.5m




数字で見るとかなり大型なイメージですが,その半分ほどは尻尾であり,本種は手足が短いためそこまで巨大な印象はないと思います.


*もちろん国内のトカゲと比較するとはるかにデカい



飼育方法や特徴についてはこちらをチェック↓↓↓





・本種の魅力
 

 1)オオトカゲの中では小型

 2)人馴れしやすい性格

 3)安価

 4)飼育者が多く情報共有しやすい

 5)地表棲で爪がそこまで鋭くない




本種はオオトカゲの中でも小型で,人馴れしやすい生体が多いです.


もちろん個体差はありますが,時間をかけてやれば概ね慣れる生体がほとんどです.


また飼育者が多いということは飼育を始めたばかりの人には心強いかと思います.


SNSのTwitterやInstagramなどで情報共有や質問ができます.


安価について魅力かと言えば批判を浴びそうですが,やはり飼育へのハードルは下がりますし,その分飼育環境に投資できるので良いかと個人的には思います.





■ナイルモニター(オルナータ産)


large


おすすめ度:★★★☆☆




ナイルモニターついても展示即売会,爬虫類専門店でよく目にする機会があると思います.


サバンナモニターとはまた違ったフォルムで模様も美しく魅力的な種です.


ですが残念なことに本種は非常に警戒心が強く,「荒く・臆病」です.


本種については恐らく多くの飼育者が成体まで育てきれずに荒いまま手放したものが多いのではないかといった印象です.


一部なのかもしれませんが,べた慣れのナイルモニターがいることは確かです.



全長:1.5m前後

最大全長:2.4m




飼育方法などはこちらをチェック↓↓↓




本種は最大種ではかなり大型化はしますが,飼育下でここまで大型となることは考えにくく,1.5m前後と考えていいでしょう.


そのほとんどは尻尾なので,想像よりは小さく見えますが,ある程度慣れしていないと大けがします.


幼体時は総じて臆病で荒い個体が多いですが,成長に従い徐々に落ち着いてきます.


またこのナイルモニターには「オルナータ」という亜種が存在します.


見た目では確かにオルナータ産の方が黄色味が強く美しい印象です.







そしてこのオルナータ産のナイルモニターは比較的大人しい傾向にあります.


この記事を書いている際も某ショップにてオルナータ産のナイルモニターが大量に入荷していましたが,全てハンドリングは可能だと記載されていました.




・本種の魅力


 1)模様がきれい

 2)スマートなフォルムでカッコいい

 3)安価

 4)飼育者が多く情報共有しやすい




本種も比較的安価な生体です.サバンナモニターと同額くらいでオルナータ産であっても他のモニターよりは安価に購入が可能です.


また観賞用として割り切るなら本種は非常に魅力的な種となります.


部屋で放し飼いや抱っこしたりなどを望まなければ,非常に魅力的だと思います.







また本種もサバンナモニターと同様に飼育者が非常に多いです.


産地別に飼育しているマニアも存在するほど.


ですので情報共有がしやすいといった点も魅力の一つといえるでしょうか.








■イエローヘッドモニター

IMG_2843.CR2



おすすめ度:★★★★☆




イエローヘッドモニターも一以前は幻のモニターと呼ばれ入荷も少なく高級モニターの一匹でしたが,最近は入荷もコンスタントとなり,比較的ポピュラーな生体になりましたね.


私も以前2匹ほど飼育していましたが,非常に人馴れしやすく恐らく最もべた慣れなモニターでした.


約10年前でその当時10万円ほどでヤングとベビーを購入した記憶があります.


現在はベビーが3万~5万円ほどで取引されており比較的手が出しやすい価格になったのかと思います.


飼育方法などはこちらをチェック↓↓↓





全長:1.2m前後

最大全長:1.5m



本種も1mは軽く超えてきますが,半樹上棲であるため尻尾がかなり長いです.


体型も比較的スリムで大きいというよりは長いといった方が表現としては正しいかもしれません.





幼体時は立体的なレイアウトをし,成長とともに徐々にシンプルなレイアウトにしていくといいでしょう.


大型のモニターはメンテナンスも一苦労ですので,私は比較的シンプルなレイアウトにしています.



・本種の魅力
 

 1)人馴れしやすい

 2)体色が美しい

 3)スリムな体型で大型化しない



本種はもともとの生息地も限定的で新種登録されたのもごく最近です.


つまり人間社会からかなり隔絶された環境で生きてきた種であり,そもそも人間に対してそこまでの警戒心がないのか,非常に温和な性格が多い印象です.


もちろんベビーの時期は威嚇する生体はいます.





そして「黄金大蜥蜴」というネーミングがあらわすように非常に美しい黄色味のある体色をしています.



大型化せずに美しくそして人馴れしやすいといったペットリザードにはもってこいの種だと思います.






■ドワーフモニター


IMG_20180823_220830



おすすめ度:★★★☆☆



ここではドワーフモニターと1つにまとめていますが,主にはピーコックモニター,チモールモニター,シミリスモニターに絞って話をしていきます.


本種はその他のモニターと比較してもかなり小型で,最大でも60㎝前後までしか成長しません.


ですが見た目はまさにモニターそのもの.


細くスタイリッシュなフォルムと精悍な顔つき,そして長い尻尾.


まさに小さな恐竜ではないでしょうか.


飼育方法はこちらをチェック↓↓↓




全長:60㎝前後

最大全長:80㎝前後



おそらくほぼ1mまで成長する個体はいないと思っていいと思います.


もちろん個体差はありますが概ね60㎝程度で成長は止まると思っていただいて大丈夫かと思います.


・本種の魅力
 
 1)小さい

 2)飼育設備にお金がかからない

 3)ほぼ確実に制圧できる




本種の魅力はなんといってもその小ささです.


サルバトールモニターやテグーなどでもそうですが,やはり大型化する個体は飼育スペースの問題と危険性があります.


私は個人的にモニター飼育で最も大切なことはその生体を制圧できるかだと思っています.


その点本種は最大でも60㎝程度の大きさなので,まず間違いなく制圧できます.





そして小さいということは飼育設備も大掛かりとなりませんので冬季の保温や飼育ケージなど設備投資も少なくて済む点も飼育者にとっては魅力的かとも思います.


ただ問題があるとすれば本種は小さいが故に非常に警戒心が強い個体が多いです.


ケージ前に立つとバタつく,エサは食べない,持つと糞尿垂れ流しなど,いわゆるべた慣れモニターには向いていないかもしれません.






■コバルトツリーモニター


IMG_20180730_232611



おすすめ度:★★★★☆




最後にコバルトツリーモニターです.


初めて爬虫類を飼育する方などはまだこの種を知らない方もいらっしゃるかもしれませんが


本種もごく最近新種登録された種で
「ブルーマジック」ともいわれているほど美しい青色をしています.





そして本種も同様に人間社会から隔絶された限られた環境でのみ繁栄してきた種で,人間に対しての警戒心が少ない印象です.



飼育方法はこちらをチェック↓↓↓




全長:1.5m前後

最大全長:1.8m



本種はツリーモニターの中では最も大型化する個体で,概ね1.5m前後にはなり,頭部も大きく迫力があります.



ツリーモニター系は非常に細いフォルムと長い尻尾をしており,全長の約2/3ほどは尻尾です.


ですので本種もそこまで大型の個体ではありません.


・本種の魅力
 

 1)美しい体色

 2)人馴れしやすい

 3)レアな種である




本種はなんといってもその美しい体色にまず目が行くと思います.



「よくこんな青いトカゲが今まで見つからなかったな」


と思うと同時にこのようなトカゲがまだ地球上にはいるのかと興奮すること間違いなしです.



比較的警戒心も少なく人馴れしやすい性格をしています.



ですがツリーモニター系は非常に爪が鋭く簡単に人間の皮膚など簡単に裂いてしまいますので暴れる生体には皮手袋は必須です.





また湿度管理が非常に肝で,乾燥した環境で飼育すると体色が白く霞んできますので注意が必要です.


最後に本種の最大のデメリットは



「高い」



現在も展示即売会などの特価でも10万円は軽く超えてきますので飼育者は選ぶ個体かもしれません.






2.維持・管理費 



維持管理費について考えていきます.



もちろん生き物を飼うわけですので最高の環境を提供することが飼育者の義務です.


ですがやはり毎月のコストについては考えておいた方が良いでしょう.





■電気代


モニター1匹とパイソン2匹を飼育している部屋の電気代を抽出しました.


我家でのごく1例ですがそれでもこれだけは最低でもかかります.(冬季を想定して計算)


無題

飼育生体が増えてくればエアコン管理がむしろ電気代的にはお得ですが,腹部を温めるパネルヒーターとトカゲであれば紫外線灯やバスキングランプは必ず必要です.




■エサ代金


飼育生体の大きさによってエサ代は変動します.


幼体時は毎日でもエサであるコオロギやデュビアを与える必要があります.


1匹20円程度である程度の大きさのコオロギやデュビアが購入できますので,まとめて購入してストックする必要もあります.


ある程度育ってきた生体にはウズラや手羽元,鶏のササミや魚・エビなど,かなりバリエーションに富んだエサを与えていきます.





ただし,エサの頻度は抑えます.


週2回~1回程度でも構わないので犬や猫などと比べると遥かにエサ代はかからないと思っていいと思います.


















3.飼育ケージ



飼育ケージについてもドワーフモニターを除けば最大サイズの既成ケージもしくはオーダーメイド,自作ケージが現実的になります.












飼育ケージについてはこちらをチェック↓↓↓






4.慣れるの?


慣れるのか?


最もよく聞かれることかと思います.



「個体差があります」



といってしまえばそれまでですが




・時間を掛ければどんな荒い生体も慣れる

・幼体時は荒くても成長に従い大人しくなる

・成体は攻撃的でも幼体時ほどバタつかない

・それでもダメなら力ずくで制圧する(メンテナンス時のみ)





現在,私自身も非常に臆病で攻撃的な生体を飼育しています.


この記事を書いているときでちょうど飼育開始2か月です.


ベビーから少し育った60㎝程度のヤング個体です.


その生体について慣れるまでを記録した記事も連載しておりますのでぜひどうぞ↓↓↓




生体によっては飼育開始時から大人しい個体ももちろんいます.


もし選ぶことができるなら手に取って大人しいのかどうかをよく見てから飼育することをおすすめします.



5.まとめ


いかがでしたでしょうか.


【おすすめモニター・オオトカゲ】


についてまとめました.


モニターはほかのトカゲにはない非常に魅力的な種だと思っています.


今回は比較的大型化せず,人馴れもしやすいなど初めて飼育する方にもお勧めできるような生体をあつめてみました.


誰でも最初は初心者です.


私も初めてモニターを飼育したときはうれしさと同時に不安で情報を探し回った記憶があります.


現在はSNSやインターネットなど情報共有はしやすい環境が整ってきており徐々に爬虫類飼育のハードルも下がってきたとも思っています.


是非この機会にモニター飼育を始めてみてはいかがでしょうか?





*生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう