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長州クリプター@Twitterです






今回はボールパイソンに勝るとも劣らない人気種









モレリア【カーペットパイソン】







について,その飼育方法と繁殖・モルフなど見ていきたいと思います.





    【目次】


    1.モレリア・カーペットパイソン
      ■分類
      ■生息

    2.飼育ケージ
 

    3.飼育環境
      ■温度
      ■紫外線

    4.繁殖・モルフ


    5.まとめ









1.モレリア・カーペットパイソン



 ■分類
 

爬虫網有鱗目ニシキヘビ科オマキニシキヘビ属


英名:Morelia spilota , Carpet python


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(イリヤンジャヤカーペットパイソン,安価ながら非常に美しい種である)


Conservation statusはLeast Concern(IUCN3.1)で生息域が広く明確な保存種とはされていない.




最大全長2m~4mに達するニシキヘビで基亜種・亜種ともに明確に分類がされておらず,セントラルパイソンなどは別種とする説などわかっていない部分も多い.



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(2m程のセントラルパイソン)



全長:1.8m~2.4m程度の大きさの亜種が多い.



最大種はコースタルカーペットパイソンで2.7~3m程度には成長し,最大で4.5mまで成長した記録もある.






 ■生息



オーストラリア,ニューギニア,ビスマルク諸島などの主には熱帯雨林に生息している.



樹上棲が強いが,岩盤の上や隙間などあらゆるところに適応している.また夜行性であるが,日中にバスキングしている姿がよく目撃される.



また暑く乾燥した草原でもよく見られ,あらゆる環境に適応していることが伺える.
(オーストラリアの砂漠地帯には生息していない)






2.飼育ケージ



コースタルカーペットパイソンやセントラルパイソンなどは大型となるため,120cm程度のケージは必要です.






*120㎝のケージが既製品では最大サイズです







ですがジャングルカーペットパイソンやイリヤンジャヤカーペットパイソン,コモンカーペットパイソンなどは全長2m手前ほどで成長が止まることも多い為,90cm程度の水槽でも十分飼育可能です.












*飼育開始初期ではアクリルケースやプラケースでも十分立ち上げることが可能です.


*成長に応じて飼育ケージのサイズを上げていくスタイルでも良いと思います.





生息域でも書きましたが,熱帯雨林から乾燥した草原まで幅広い生息域を持っております.そのため樹上棲にも地表棲にもなり得ることができます.



一般的によく言われるのが






「カーペットパイソンに登り木を入れると荒くなる」





真意のほどはわかりませんが,個体差もあるため一概には言えない部分もあるかと思います.




ですが,ある程度大型になってくると登り木などに巻き付いている個体を取り出すのはかなり困難になります




ニシキヘビは噛む力より絞める力の方が圧倒的にありますので,離すまいと気にしがみつかれるとなかなか木から引き離すことにかなり苦労すると思います.




個人的には登り木に巻き付いているモレリアは非常にカッコいいので私は登り木を入れています.


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(写真はセントラルパイソン)



ただし2mを越えてきた際は,メンテナンスのことも考慮すれば入れないか,入れても側面に固定して生体を移動せずにペットシーツなどを交換できるようにしても良いかもしれません.



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3.飼育環境




 ■温度・湿度



・温度


オーストラリアからニューギニアなどの主に南半球の暖かい地方に生息しているため,温度管理は必須です.






・ホットスポット:35℃程度

・ケージ温度:27~30℃

・夜間温度:23~25℃







赤道直下は日差しが強く,日中は茹だるような暑さです.そして熱帯雨林などは熱気が木々に阻まれ逃げないため夜間も温度が下がりにくい傾向にあります.




ですので乾燥系の種と比較し夜間の温度は下げすぎないほうが無難と思います.








*ケージの温度管理には暖突が非常に使い勝手も良くオススメです.消費電力も抑えられていますので家計にも優しいのが尚良いです.









*暖突は非常に高温となる為,ケージ内が暑くない過ぎることもありますので必ずサーモスタットを使用しましょう.日中と夜間で温度変化がつけられるのでオススメです.








*安さで選ぶならこちらのイージーグローサーモも使い勝手は良いです.









・湿度




湿度についても同様で,熱帯雨林に多く棲息してる本種はやはり湿度は少し高く設定した方がいいと思います.




オーストラリアは雨季と乾季に分かれ,雨季はかなりの降水量ですので湿度は高くなります.





・雨季:70~80%






逆に乾季は最高気温は30℃を保つも最低気温は20℃前半まで下がり,人間にとっては非常に過ごしやすい気候です.






・乾季:50〜60%前後






いずれにしても乾燥しすぎは肺炎など呼吸器系の疾患を呈すこともあるといわれています.




ウイルスは乾燥していないと基本的に活動できないですので,可能な限り湿度は保つようにしましょう.





ただし,湿度が高いと細菌は繁殖しやすく不衛生な環境には注意が必要です.





■紫外線



またモレリアは総じてバスキングをする姿がよく目撃されます.


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(写真はベーレンパイソン)


飼育下でも紫外線直下にやってきてバスキングしている姿を見かけますので,紫外線は必要なのかもしれません.




ただし,野生下でバスキングが目撃されるのは主に乾季です.乾季は昼行性が強く現れ,雨季には夜行性の傾向が強くなります.




純粋に考えれば乾季は気温が下がるため,変温動物であるモレリアはその活動を維持するために気温の高い日中に活動時間をシフトするのかもしれません.




爬虫類飼育が盛んなアメリカでもほとんどのニシキヘビに紫外線は必要ないといった意見が多く,紫外線を照射しない個体でも繁殖されているようですので,必須というわけではないのかもしれません.






*使用するにしてもそこまで紫外線量は多くないもので良いかもしれません.







以前の記事にもまとめていますので参考にされてください↓↓↓









4.繁殖・モルフ




・性成熟



生後2-3年ほどで性成熟すると言われています.メスの方がオスよりも大型になります.




注意したいのはメスの大きさで,あまりに小さいと卵詰まりを起こしてしまう可能性もありますので2年ほどで,少なくとも1.8〜2m程度までには成長させておいた方がいいと思います.





・繁殖方法



モレリアの多くは南半球に生息しており,日本のような四季はなく明確な雨季と乾季に分けられます.




通常雨季には積極的な摂食行動を続け,乾季には気温が下がるため拒食傾向となります.




この気温が下がり始める乾季が繁殖期となるのはボールパイソンなどと同じです.




夜間の温度を20〜23℃程度の少し肌寒く感じる程度まで下げますが,日中の温度は26-27℃程度に下げますがホットスポットは雨季と同程度で構いません.




基本的に日中の日光は乾季でも暑いです.




また日中のライト点灯時間を雨季の12時間程度から9-10時間程度に短くすることも重要です.




乾季に入ると食が細くなるため,繁殖期に入る前にメスには必ずしっかりと給餌を行いエネルギーを蓄えておけるようにしましょう




オスとメスを同居させる際にはメスのケージにオスを入れる事が推奨されています.




1日程,相性がいいかを観察し,お互いもしくは片方が攻撃を仕掛けないかを見ておきます.




もし何も起きなければ数日間ほど同居させ交尾を待ちます.通常交尾は夜間にする為,よく観察しておきましょう.








・モルフ




基亜種はダイヤモンドパイソンと言われています.




その中でジャガーカーペットパイソンと呼ばれる変異個体から現在のハイポメラニスティック達が作出されてきました.




基本的にジャガーカーペットの遺伝は優性遺伝であるといわれています.




ですので50%はジャガーカーペットパイソン,50%はノーマル個体になり,このノーマル個体をシブリングと呼びます.




あくまでノーマルなのですが,通常のノーマルよりジャガーの血統からか美しい傾向にあり,また安価でもあるため比較的人気は高いです.




ジャガーについてはハイポメラニスティックが数多く作出され,ジャガーのハイポをキャラメルジャガーとも呼ばれています.



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これらの種は総じて美しく,魅惑的です.



さらにジャガーが共優性遺伝との仮説もありその最たるが




パラドックスリューシスティックジャガーカーペットパイソンです.
(少し前の話で調べればすぐ出てくると思います)




作出されるモルフは数多くあり繁殖を視野に個体を選ぶ楽しみがあるのも本種の魅力なのかもしれません.




個人的にはアザンが好きです.
(アザンの写真は持っていません)






5.まとめ



いかがでしたでしょうか.


カーペットパイソンはジャガーの出現により爆発的な人気となりました.



そのコレクション性から多くのモルフが毎年生まれています.



その事自体は否定するつもりはありませんが,コレクション性ばかり重視して生体本来の飼育環境を疎かにしてしまっては生体にも飼育者にも不幸な事だと思います.



ですのでぜひ飼育環境をしっかり整えて美しくも魅惑的な本種を育て上げていきましょう.




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**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう