【51Base】です.
昨今,爬虫類の展示即売会などのイベントが各地で催され,爬虫類カフェのように爬虫類と触れ合えるカフェも徐々に増えてきています.
それと同時に爬虫類と接する機会が増えてきていることもまた事実ですし,若い方を中心に爬虫類人気は年々増しているようです.
その中で特に人気のある種は
であることに相違ないかと思います.
個人的には特に女性に人気があるといった感じです.
今回はそのレオパの飼育するうえで,繁殖を狙っている方や,購入した生体がオスなのかメスなのか知りたい方などの参考になればと思い,性別の見分け方についてまとめました.
1.レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)とは
■分類
爬虫網有鱗目トカゲモドキ科Enblepharis属
■生息
アフガニスタン・パキスタン・インド北西部・イランの一部
岩場や草原,乾燥地帯に生息しています.基本的には夜行性で群れることはありません.日中は岩の隙間や巣穴で過ごしています.
数年前までは市場のほとんどがCB個体で,WC個体はほとんど見る機会はありませんでしたが,最近は原点回帰ということでノーマルの表現やWCの色彩変化などにも注目が集まっています.
■モルフ
かなり多くのモルフが産出されていますが,ここでは名前だけ挙げていきます.
・ハイイエロー
・タンジェリン
・マックスノー
・アルビノ
・エメリン
・ブラックパール
・ラプター
・エニグマ
・エクリプス
・サングロー
・ブレイジングブリザード
・ギャラクシー etc
覚えてる範囲書いて,少し調べて書いてきましたが,まだまだあります.
個人的には純白なブレイジングブリザードが最も美しいモルフかなと思っています.
*レオパの飼育にはこちらのケージがおススメ↓↓↓
*レオパは様々な飼育ケースが利用できます.プラケースやダイソーのシューズケースなんかも使用している方もいらっしゃいますね.
*ゼンスイのケージはスタイリッシュでカッコいい…
2.レオパのオス・メス(性別)の見分け方
モニターに比べると非常に楽です.またヘビと比べてもリスクも少ない.
(ヘビの場合は専用の器具を用いて総排泄溝孔の深さを調べる為,臓器を損傷するリスクがある)
レオパの場合は排泄孔の形とクロアカルサックと呼ばれるヘミペニスを収納している部位で凡そ判別可能ですが,見た目での判断はかなり難しいです.
また性成熟していないオスメスの判別も割と難しかったりします.どうしても困難な場合は専門のショップで見てもらいましょう.
■レオパのオス
ハイイエローのオスです.この子はすごくわかりやすいです.ここまではっきりクロアカルサックがわかれば判別も容易です.
■レオパのメス
こちらも同じくハイイエローのメス.先ほどのオスよりも一回り大きいのですが,クロアカルサックがありませんね.
性成熟していればここまでわかりやすいため,判別は容易です.
横から見ると少し膨隆があるようにも見えますが,正面から見る方がわかりやすいです.
(下記写真はブリザード♀)
慣れてくると横からぱっと見ただけでもわかるようにはなります.
3.まとめ
いかがでしたでしょうか.
少し簡単ではありますが,レオパの性別の見分け方についてまとめてみました.正直モニターやニシキヘビの判別に比べれば非常にわかりやすくペアで揃えやすいですね.
□POINT
1.クロアカルサックの膨らみをチェック
2.手の平で尻尾を上に挙げると見やすい
3.側面から見るだけでも見分けは付く
4.わからなければ専門家の判断を仰ぐ
(ショップ・獣医師など)
5.性別判断は比較的容易
*ヘビの性別には専門のプローブにて調べます.正直私もあまり慣れてませんし,ベビーは怖いので購入前位にショップで慣れた店員さんと一緒に確認します.
*モニターの判別は成体であればオスについてはヘミペニスの膨隆部が総排泄孔の遠位部にありますし,排泄の瞬間にヘミペニスが出ることもあります.ですが正直絶望的にわからないです.ミズオオトカゲはメスが多く,ツリーモニターはメスが少ないと聞いたこともありますが,真意は不明.
将来的に繁殖を考えているのであればペアで揃えてもいいでしょうが,繁殖後のことまでしっかり計画するようにしましょう.
*レオパの記事はこちら↓↓↓
**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう