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長州クリプター@Twitterです. 












【ヘビの飼育をおすすめする5つの理由】













皆さんはヘビに対してどのような印象をお持ちでしょうか?






「怖い」

「気持ち悪い」

「毒がある」

「ヌルヌルしてそう」







古くからヘビは世間的には忌み嫌われることが多いです.




ですが,ここ数年で爬虫類カフェ展示即売会などのイベントSNS動画配信サイトの発展により若い世代を中心に爬虫類の人気が出始めています





もちろん,流行に乗って生き物を安易に飼育することについては賛成できません





ですが,今まで忌み嫌われてきた爬虫類にスポットが当たる事,私はとてもうれしいと思っています.




今回はそんな爬虫類の中でもヘビについて,その飼育をおすすめする理由を自己考察も兼ねてまとめていきますので,ヘビの飼育を検討されている方もぜひ参考にされてください.





*あくまで個人的主観によるまとめですのでご了承ください.






    【目次】

    ・ヘビの飼育をおすすめする5つの理由


     1)飼育スペースが小さい

     2)設備投資が少ない

     3)管理が楽(手間がかからない)

     4)丈夫な種が多い

     5)モルフ(品種)が豊富
   
    ・まとめ








・ヘビの飼育をおすすめする5つの理由



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ヘビをおすすめしたい理由は語ればいくらでも出てきそうですが,今回は5つに絞ってまとめていきます.




また,今回まとめている内容については特定動物に指定されているアミメニシキヘビアナコンダなどは除外しています.






 1)飼育スペースが小さい




まず飼育スペースについては犬・猫やフェレット,トカゲなどと比較するとかなり省スペースで飼育が可能です.




もちろん種によっては大型の飼育設備が必要となりますが,高さが必要ない場合がほとんどですので,思っている以上に省スペースで終生飼育が可能です.




比較的人気種のカーペットパイソンであっても,120cmの水槽があれば何とか終生飼育は可能です.


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ですが,ヘビの中で非常に人気があるボールパイソンやコーンスネークなどは60cm水槽で十分飼育は可能です.









最も,広いケージであればレイアウトもしやすく温度勾配もつけやすいのでおすすめなのですが,ベビーなど飼育開始初期はかなり省スペースでいいので,そういった意味ではおすすめしやすいと思っています.







*ベビーから飼育する場合は温湿度管理がしっかりできる小さめのケージから立ち上げた方が安心です.(くれぐれもオーバーヒートには注意)









*ケージの温度管理には暖突が非常に使い勝手も良くオススメです.消費電力も抑えられていますので家計にも優しいのが尚良いです.







*暖突を使用する際は必ずサーモスタットにて温度管理してください.ケージ内の温度が上がりすぎてしまうリスクがあります.









 2)設備投資が少ない




多くの方は生体の情報を追ってしまいがちですよね.




そしてその生体の価格が最も気になる情報の一つではないでしょうか?




ですが実際はその生体を入れる飼育ケージ保温器具(パネルヒーター,暖突,レフ球など),水容器温湿度計,トカゲなどでしたら紫外線バスキングランプなど必要になってきます.


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生体以外にも3万円ほどは出費を見積もっていた方が良いと思うのですが,ヘビの飼育に際してはこの設備投資も他の爬虫類や愛玩動物と比較すると少なく済む傾向にあります.




具体的に必要なものとしては




・飼育ケージ

・保温器具
  ■パネルヒーター
  ■暖突
  ■サーモスタット

・温湿度計

・床材(ヤシガラ土・ウッドチップ・ペットシーツ)

・水容器






もちろん生体によって必要なものは若干変わってくるとは思いますが,概ね上記の飼育設備があれば飼育開始自体は大丈夫でしょう.




またベビーなどで飼育ケージが45cm以下であるならば暖突でなくパネルヒーターだけでも保温は可能な場合もありますが,ここは室内の温度とケージ内の温度とを観察しながら検討してください.







*パネルヒーターはピタリ適温とレプタイルヒートを使用しています.










*ケージ内に設置する場合はみどり商会のスーパー1がおすすめです.
(防水のパネルヒーターは少ない)








ヘビに関しては特に紫外線やバスキング関係の出費がない分,設備投資にお金がかからないところもおすすめしやすいかと思います.







 3)管理が楽(手間がかからない)



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個人的に最もおすすめしやすい点は管理が楽なことかと思っています.
(飼育者から批判の声が聞こえてきそうですが...)




他の爬虫類,とりわけモニターやイグアナなどと比較すると非常に手がかかりません.




ナミヘビは活動的なものが多く消化が早い傾向にありますが,ボールパイソンをはじめとするニシキヘビについては,消化がゆっくりで排便も週1回程度ですのでメンテナンスも毎日必要というわけでもありません.
(水は毎日取り換えた方が良い)




またヘビは非常に飢餓に強い生き物で,1週-2週食べなくても全く問題ありません




季節的な拒食をするアフリカ産のニシキヘビなどは2-3カ月ほどエサを食べない場合もあります.




ですので1週間ほど家を空ける場合も,少し多めの水を用意しておけば大丈夫です.


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またエサについてはベビーも毎日与える必要はなく,2-3日に1回,成体では2-3週に1回程度の給餌で良いです.




ですので飼育が軌道に乗れば正直ヘビの飼育はすることがありません.

*ほったらかしで良いというわけではなく,体調の変化や外傷などチェックする必要はありますので,毎日の観察は欠かさずに行いましょう.




エサは基本的にサイズに合わせたげっ歯類...つまりマウス・ラットになります.




エサも「これだけ」で終生飼育は可能ですので,エサの管理も非常に楽だと思います.


*種類によってはヤモリや魚,昆虫,ミミズ,卵を主食とするものもいますので,一概には言い切れませんが,概ねげっ歯類だけで終生飼育は可能です.









 4)丈夫な種が多い




神経質なイメージのあるヘビですが,絶食に強く強健種が多い印象です.




特に強いのは砂漠草原などに生息するもの.




昼夜の寒暖差が激しい地域の生体は他のヘビよりも環境の変化に順応しやすく丈夫なものが多く,繁殖のサイクルも把握しやすいです.




逆に高湿度の維持が必要な生体は乾燥による肺炎などの呼吸器疾患や,不衛生となりやすいため,マウスロットなどの感染症にも罹患しやすい点は注意が必要です.




冬場になると「エサを食べない」と慌てる飼育者もいらっしゃいますが,気温が下がると休眠するようなものもいますので,そもそも冬場は食が落ちやすいと思っていても良いと思います.

*種によっては神経質な生体もいますので,飼育する際は改めて各生体ごとに飼育環境など調べてください.







 5)臭いがない



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爬虫類は基本的に臭いがありません.
(*臭いを放つものもいます)




臭腺がないため生体そのものが臭いといったことはありません.




臭いがあるとすればそれは糞まみれの水容器に入ったり糞の上を通ったりしたなど外的要因が強く影響します.




もちろん不衛生な環境で飼育していれば,ケージそのものが臭くなることもあります.




ヘビは思っている以上に尿の量が多く,ウッドチップなどでは吸収しきれないこともしばしばです.




ですので私はヘビの飼育にはほとんどすべてペットシーツを用いています.
(サンドボアなど地中に潜るヘビには使用が難しいです)




レイアウトもシンプルな方ですが,登り木だけは入れる事にこだわりを持っています(笑)









*登り木を入れるか否かについてはこちらをチェック↓↓↓





また糞の回数についても毎日ではなく,消化の早いナミヘビで2-3日に1回,ニシキヘビやボアでは1週間に1回程度です.




糞の臭いも肉食性・雑食性のトカゲと比較するとかなり少なく感じるかと思います.
(尿の量が多いのでアンモニア臭は結構します)




*爬虫類の臭い対策についてはこちらをチェック↓↓↓







・まとめ




いかがでしたでしょうか.









【ヘビの飼育をおすすめする5つの理由】










もちろん,飼育をするということは生き物の命を預かる事ですので,安易な気持ちで飼育するべきではありません.




また最終的な大きさも十分考慮し終生飼育が可能かどうか,ゆっくり考えてから飼育を始められてください.




ヘビの飼育は管理の面から言えば最も手間のかからないペットだと思います.




メンテナンス・エサ・丈夫さ




手間がかからない分,生体の飼育環境の確認や再検討,ケージレイアウトや今後の飼育ケージなど少し先を見据えた創造もしやすいのではないでしょうか.




私たちはペットショップなどで生体を選ぶことはできますが,生体は飼育者を選ぶことはできません.




ご自身が飼育されている生体にとって,少しでも長く「安心・安全」と思える飼育環境を提供していってください.






**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう