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【爬虫類飼育に最低限必要な器具は何?】

飼育器具・用品
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長州クリプター@Twitter)です.






【爬虫類飼育に最低限必要な器具は何??】






ここ数年,爬虫類市場は非常に活性化しているようで,毎月全国のどこかで爬虫類の展示即売会などのイベントが開催されています.

そんな中どうしても生体にばかり目がいってしまい飼育器具はなかなか情報不足なところもあるかと思います.

 

もちろん飼育開始時に飼育用品は過剰に揃えておいた方が良いと思いますが,なかなか懐事情により最低限必要なものだけ…と考えられる方もいらっしゃるかと思います.

ですので,まずは飼育を開始するにあたり,最低限これは合った方が良いと思う器具に焦点を当てまとめていきたいと思います.

 

*あくまで最低限必要なものですのでこれらで長期飼育を生体の健康を損なわずに行えるかは不明です.状態に応じて少しずつでも飼育環境を充実させていってください.

 


 【内容】

  1.飼育ケージ  

  2.保温器具

   ・パネルヒーター

   ・バスキングスポット    

   ・暖突

  3.紫外線灯

  4.水容器

  5.温度計

  6.まとめ

 

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1.飼育ケージ



まずは飼育ケージがないとお話になりません.

まさか初めから部屋での放し飼いはないかと思いますので…

 

飼育ケージの選択については購入する大きさや生体によるとは思いますが爬虫類専用の飼育ケージを使用する場合と水槽を使う場合,または衣装ケースなどを用いる場合もあります.



■飼育ケージの選び方について

【爬虫類の飼育ケージ】~選び方~
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専用の飼育ケージはグラステラリウムが最も多く流通している飼育ケージだと思います.

サイズもナノ~90×60cmの大きなサイズまで揃っているので非常に使い勝手は良いでしょう.


飼育生体にもよると思いますが,多くの方はベビーから飼育すると思いますので最低限45cmサイズか60cmサイズを準備すればオールラウンドに使用は可能です.



衣装ケースなどを用いる場合は若干加工が必要ですし,脱走されるリスクも高いので可能であれば市販ケージから始められる方が無難でしょう.

また,レオパなど小さなヤモリ等はボックスタイプのアクリルケージが市販されていますので非常に使い勝手が良く,価格もお手頃ですのでおススメはしやすいかと思います.


最終的に自作ケージが必要となる種も多くいますので,最終的に必要となりそうなケージのイメージは付けておいた方が良いかと思います.

 

■自作ケージについて

【爬虫類飼育における,自作ケージのメリット・デメリット】
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2.保温器具



爬虫類は変温動物ですので,体の体温は外部環境の影響を受けます.

私たちの様に体温を自分で作り出すことが出来ないために必ず体を温め,体温を上げるホットスポットは設けるようにしてください.

 

ヘビであれば基本的にはパネルヒーターか暖突などの保温器具で大丈夫ですが,トカゲやカメなどでは日中のバスキングスポットも必要となります.

紫外線については昼行性のトカゲ・カメには必須と考えていますので可能な限り準備しましょう.

 

 ・パネルヒーター



パネルヒーターはトカゲ・ヘビ・カメ・ヤモリともに必要なアイテムです.

最も多く流通しているものとしてはこちらのピタリ適温でしょうか.


大きさも選べるので生体に応じて使い分けが可能です.このパネルヒーターは必ず床面積の1/3以下の大きさに留めるようにします.(*ケージ全体が暑くなりすぎる危険性がある)

最近ではパネルヒーターによる生体の低温火傷の報告が増えてきているようで,必ずしも底面に敷く必要はないのではないかといった報告もあります.

(我が家の生体は以前にパネルヒーターで腹部を低温火傷したことがあるので,現在は側方から使用しています)





最近はこちらのGEXのシリーズのパネルヒーターも人気があるようです.個人的にはこのブラックなフォルムがオシャレで良いなとは思っています.


 

 ・バスキングスポット



バスキングスポットは主にトカゲやカメで必要になりますが,ホットスポットとしてヘビの飼育にも使用している海外ブリーダーは多くいます.

これはパネルヒーターの大きさに限界があり,ランプ式の方が効率的に局所的なホットスポットが作りやすいと言われています.

 

バスキングランプには

□局所的な保温用

□全体的に保温できるもの

□光を出さないセラミック製のもの

□紫外線も同時に照射するセルフバラスト水銀灯


などがあります.

 

個人的には現在の主流はセルフバラスト水銀灯だと思っています.

一昔前はZOO MED社製のパワーサンUV一択でしたが,現在は多くの製品が発売されているため消費者も選ぶことができますし,価格帯も4500~10000円と購入しやすいものも増えてきたなといった印象です.

 

紫外線については中・大型の肉食性のトカゲには必要ないといった意見もあるようですが,一概には言えないので最終判断は飼育者様でされてください.



■爬虫類の紫外線について

【爬虫類の各生体における紫外線について】~トカゲ・ヘビ・カメ・ヤモリ~
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■オオトカゲ・モニターの紫外線について

【オオトカゲ・モニターの紫外線について】
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 ・暖突



暖突はみどり商会から発売されている遠赤外線ヒーターで,現在は競合となるような商品はなくケージ全体の保温をよりスタイリッシュにしたい場合はこの暖突一択ではないでしょうか.

 

サイズはS/M/L/ロング/特大と用意されており,飼育を始められる方の多くはベビーからがほとんどだと思いますので,概ねSサイズのもので良いと思います.


飼育ケージのサイズにもよりますが,例えばグラステラリウムにある高さが30cm程度のものだとケージ内の容積が小さくなる分温度も上がりやすくなります.

60cm水槽ではSかMサイズかと悩むこともあるでしょうが,サーモスタットと同時に使用すればMサイズでもオーバーヒートすることはないかと思います.

 

*暖突はサーモスタット機能を内蔵してはいますが,直下はかなりの高温になりますので外部にサーモスタットを使用した方が無難だと思います.

 

個人的にはヘビのようにランプむき出しのものは巻き付いて火傷をするリスクが高いので,パネルヒーターと併用しても良いかと思います.

また,暖突は上部に設置することが多いのですが,通気性を阻害してしまいますので,夏場などは特に注意が必要ですし,ケージ内が蒸れすぎて不衛生な環境となることもありますので注意が必要です.

 

個人的にはヘビの飼育に本商品は非常に相性が良いと考えています.

 

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3.紫外線灯



昼行性のトカゲ・カメには紫外線,UVBは必須であると思いますが,全ての爬虫類に必要かと言われればそうでもありません.

 

まず夜行性のものには必要ありません.日中も部屋に光が入り込まないことや,昼夜の環境を再現したいと思われる場合はLEDなどの照明でも問題ありません.

 

次にヘビについても必須ではないと考えてもらっていいです.

 

中には必要ではないかと議論される種もいますが,そのほとんどはオーストラリアや高地に生息するもので,アフリカ産のものの様に完全に休眠するヘビではありません.

そのため,気温の下がる乾季に体温を少しでも上昇させるために昼行性の傾向となるのではないかと考えられています.

 

ですので必ず用意する種としては

 

・昼行性のトカゲ(特に草食性)

・カメ全種

 

特に草食性のトカゲ・カメに対しては必須と考えても良いかもしれません.

 

UVBにより合成されるビタミンD3は自然界ではごく限られたものにしか含まれておらず(キノコ・魚介・卵黄など),経口での摂取は非常に困難で,特に草食性のものの摂取はほぼ不可能です.

そのため,イグアナやリクガメといった種には強い紫外線灯が必要になってきます.

 

これは自然界での環境ですが,飼育下ではビタミンD3配合のサプリメントも販売されていますのでそれで補うことも可能ですので必ずしも必要とは言えないかもしれません.

ですが,UVAを含む光量は食欲増進脱皮促進にも非常に重要な要素なのでビタミンD3は補っているからと言って,暗いレフ球のみでの飼育は決していい結果をもたらさないかもしれません.

 

■爬虫類の紫外線について

【爬虫類の各生体における紫外線について】~トカゲ・ヘビ・カメ・ヤモリ~
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■オオトカゲの紫外線について

【オオトカゲ・モニターの紫外線について】
...

 

では実際に紫外線灯で使用されるものはどういったものがあるのでしょうか.

 

大きく分けて

・蛍光管タイプ

・ランプタイプ

・水銀灯

・メタハラ

 

蛍光管タイプは比較的歴史が長く,最近では使用されている方も少なくなったかなといった印象ですが,ZOOMED社の紫外線灯は紫外線量も高く,好んで使用される方も多いです.


ランプタイプについては現在最も多く流通しているのではないかと思います.非常に汎用性も高く安価ですので買い替えも容易です.



UVBの照射量が多いものと少ないものとで大きく2つに分けられています.飼育する種によって使い分けてください.ただし,紫外線の測定では紫外線量自体は非常に少ないみたいで,これだけではビタミンD3の合成は不足すると考えられますので必ずサプリメントも併用しましょう.

セルフバラスト水銀灯は一昔前まではZOOMED社のパワーサンUVしか選択肢がありませんでしたが,現在は多くの商品が発売されており選ぶことが出来るようになった事は非常に喜ばしい事かなと思っています.





最後にメタハラですが,メタルハライドランプの略称で,非常に強い紫外線を照射することで有名ですが,非常に高価であるということと,セルフバラスト水銀灯の台頭により下火となりつつあるのかなといった印象です(高いから購入する人が少ないだけかもしれませんが…).

個人的には廃盤となりましたがソラーレUVは光量が非常に好みでしたが…



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4.水容器



水容器は水を飲むためのものだけでなく,体温を下げたり,シェルターの代わりになったりと生体によって用途は様々です.

カメレオンなど流水でないと水を認識できないものや,トゲオアガマの様にエサからわずかな水分を摂取するものなど必ずしも水容器が必要でない種がいることも確かです.

 

ですが,展示即売会・イベントで生体を購入した際,もしくは入荷間もない生体には帰宅後必ず水容器もしくは霧吹きなどで水分を与えるようにしましょう.

では水容器としてはどのようなものが良いのでしょうか.

生体によってはシェルターの代わりとなるものもいます.そういった場合は全身が浸かれるものが良いですね.

特に多くのパイソンやボア,ナミヘビは水容器内に入るものが多いので必ず準備はしたいところです.

タッパーに丸い穴をあけてシェルターの様に用いることも出来ます.

 


 

市販で売られているものもありますが,ダイソーなどに”コンパスカッター”といった商品名で販売もされていますので,それでご自身で加工されても良いかもしれません.

(切り口のバリなどは除去して滑らかとなるようにしましょう)



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5.温度計



爬虫類は変温動物です.

私たちと違い外気温の影響を大きく受けますので,温度管理については厳密に行う必要があります.

例えばイベントが非常に盛んな初夏~初秋にかけてはある程度は温度管理については”雑”でも何とかなるかもしれません.

 

ですが爬虫類はかなり強い生き物ですので少々酷な環境下でもしばらくは生きることは可能です.

ですので,実際には不適切な温度管理でも生き永らえることはできるのである日突然…なんてこともなきにしろあらずです.



■爬虫類の突然死について

爬虫類の突然死について~トカゲやヘビについて1人の飼育者として考える~
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温度計は安いものでは700円程度,もしくはそれ以下でも購入が可能です.決して高い設備投資ではないのでぜひ生体の為にも準備しておいた方がよいでしょう.

 

私は60cm以上のケージでは高温と低温の両スポットに温度計を設置し,ケージ内が暑くなりすぎないように注意しています.

低温での管理は徐々に生体を死に至らしめますが,夏場の高温は数十分で生体を死に至らしめますので暑さ対策についても一考必要と思っています.



■爬虫類の暑さ対策

爬虫類の暑さ対策
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温度計についてはデジタル式のものが個人的には好みですので,ほとんど下記の温度計で管理しています.


安いもので温度だけを測定するものもありますが,製品ごとの誤差が激しいのでサブとして用いることをおすすめします.

 



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6.まとめ



いかがでしたでしょうか.

生き物を飼育するうえで最低限の備えでは必ずしもいい結果は得られませんし,初めて飼育する方などは設備投資は過剰なほどでも良いかもしれません.

 

ですが,イベントなどで思わず購入された方や,すぐに全ての用品を完璧に揃えることが出来ないといった方もいらっしゃるかもしれません.

そんな時はまずは上記の飼育器具だけでもあればしばらくは飼育は可能かと思います.

 

ここから徐々に生体にとってよりよい環境を提供できるように設備投資を行っていきましょう.

*上記の飼育器具だけでは生体によっては不足する場合もあります.各生体毎に飼育環境をよく調べ,必要な飼育器具を選択してください

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