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長州クリプターです.



今回は爬虫類飼育をするうえで必要な器具をまとめていきます.




欲しい生体の状態や価格ばかりに目がいってしまい,飼育環境がおろそかになってしまってはその生体にとって不幸でしかありません.


ですのでぜひ購入前に最低限必要な飼育セットは準備するようにしましょう.




**爬虫類全般についてですので,個々の生体に応じて飼育環境を整えてください.









  【目次】


   ■飼育セット

    1.飼育ケージ
    2.保温器具
    3.紫外線(必要な生体のみ)
    4.シェルター
    5.床材


   ■いずれ必要なもの

    1.サプリメント
    2.サーモスタット
    3.温度計・湿度計


   ■あるといいもの

    1.メタハラ(必要な生体のみ)
    2.温度測定器
    3.ピンセット


   ■まとめ






■飼育セット



1.飼育ケージ



飼育ケージは生体のサイズによってケージの大きさも選ぶようにしましょう.


例えばレオパードゲッコーのようにそこまで広さを必要としない生体についてはプラケースやアクリルケースなどで問題ないと思います.


ヘビについても同様で,とぐろを巻いた状態が4匹ほど入る床面積を確保できればいいと思います.


ベビーサイズであればこちらのケースか,













ガラスケージであればこちらのGEXの30×30の小さいサイズがおすすめです.
こちらは全面のガラスが観音開きですのでメンテナンスや給餌など,とても使いやすいです.





*爬虫類は上から掴まれることは非常に嫌います.これは天敵である猛禽類などを連想させてしまうためだと言われています.



また,モニターやフトアゴヒゲトカゲ,イグアナといった比較的活動スペースの必要な種類は将来的な事も考えて,60cmのケージからスタートすることをおすすめします







トップテラの爬虫類ケージは非常に頑丈です.


トップテラ 爬虫類飼育ケージ TOP-60×45×45













2.保温器具


爬虫類は変温動物です.そして多くの種類は熱帯地方や砂漠地方に生息しています.ですので温度管理は非常に重要となります.


保温器具には可視光線タイプのヒートランプや赤外線タイプのヒートランプなどがあります.

ワット数に応じて照射時の温度が違います.


こちらはバスキングスポット用のランプになりますので,昼間につけるタイプのものです.






またほとんどはE26口金ですので,保温球のスタンドも準備するようにしましょう.







100Wなどは結構熱くなりますので,最低でも60cmのケージにて行うようにしましょう.







またケージ全体の保温としては45cm~60cmサイズのケージであれば暖突も使用可能です.





またプラケースやアクリルケースなど小さいケージには床面から保温するパネルヒーターを敷きます.

このとき,敷く面積はケージの1/3程度にしてケージ全体を保温しないように注意してください.

熱すぎると熱中症で死にます.





45cm以上のガラスケージでも同様にヒートパネルを設置し,腹部を保温できる場所を設けます.





3.紫外線





紫外線は必要な生体と必要でない生体とに分けられ,いまだ議論が分かれるところですので,必ず必要かどうかは購入時にショップの店員さんもしくはインターネットなどで調べてください.


紫外線の照射について市販の紫外線ランプでは紫外線量がかなり少ないといった報告も散見されます


ですが現状ないよりは確実に少なくてもあった方がいいことに変わりはないとおもいますので,生体に必要な紫外線量に応じて購入するようにしてください.




*窓越しの日光浴,週1,2回の屋外での日光浴が一番良いですが,冬季はダメです.


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4.シェルター


購入直後の生体は過度のストレス状態ですので,必ずケージ内に落ち着ける(隠れられる)場所を設けてください.







ウェットシェルターやハイドロボックスはシェルター内の湿度が保たれるため,レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)飼いの方達は好んで使用されています.

私は神経質なボールパイソンの立ち上げ時などはこのウェットシェルターをよく用います.

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環境に慣れてくればなくてもかまわないとは思いますが,やはりストレスになるので,可能な範囲シェルターもしくは隠れられる場所は作るようにしましょう.


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5.床材



床材は湿気の維持管理や排せつ物の臭いを吸収するなどの効果がありますが,トカゲなら床面がガラスもしくはアクリルでは滑って歩けませんよね...


こういったヤシガラ土やウッドチップなどは湿度管理もできますのでおすすめです.






乾燥系の生体についてはこちらのサンドタイプのものがいいです.尿や糞の水分も吸収してくれますのでメンテナンスも比較的簡単です.









またヘビやレオパなどではキッチンペーパーや新聞紙を使用されている方も多いと思います.


私はヘビにはペットシーツを利用していますが,誤飲のリスクがあるのでペットシーツにエサの臭いがつかないよう置き餌の場合などエサ入れなどに入れてから与えてください.


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■いずれ必要なもの



1.サプリメント

飼育下では必要栄養素が不足してしまいがちです.特に肉食種に関してはビタミンやカルシウム不足が顕著に現れますので,かならずカルシウムとビタミンのサプリメントを交互に散布して与えるようにしましょう.


ビタミンサプリメント





カルシウムサプリメント





ヘビについては基本的にマウスもしくはラットで飼育可能ですのでカルシウムやビタミンのサプリメントは不要です.


また,昼行性トカゲなどはカルシウムの骨代謝にはビタミンDが必須です.このビタミンDの生成にはUVBが必須ですので,紫外線の供給は必ずセットで行います







2.サーモスタット


ショップで販売されているほとんどの種類は日本の環境に適応することは困難です.


温度管理は必須事項です.


サーモスタットは温度管理だけでなくスポットライトの点灯時間なども管理できますので,日中仕事などで規則的に点灯させることができない場合などに重宝します.







温度計を設置して管理してもいいのですが,夏場は温度が上がりすぎることもありますので,いずれ導入する必要性があると思います










3.温度計・湿度計


温度計と湿度計は爬虫類用のものが販売されていますが,個人的にはなんでもかまわないと思います.

ホットスポットとシェルター付近の涼しい場所で最低2か所は計測しておいたほうがいいかもしれませんね.








私はいつもこちらのデジタル温度計を使用しています.

視認性にも優れ,測定したい部位に端子を固定するだけですので非常に使いやすいです.









■あるといいもの


1.メタハラ


メタハラとは



「メタルハラロイドランプ」


の略称でいわゆるハロゲン灯です.

以前の記事にまとめていますので,こちらをご参照ください.






2.温度測定器


温度計である程度の温度を把握することは可能ですが,局所的にどれだけ温度が確保できているのかを確認する際に非常に重宝します.





とくにホットスポット直下やシェルター内の温度を瞬時に計測することが可能なので,あると本当に便利です.



(車内温度を測りたいので外出時には車に持っていくこともあります)




3.ピンセット


生体に直接エサをあげる際に使用します.

これも生体が小さい時などは割りばしなどで十分対応可能ですが,大きい生体(特にヘビ)や大きなエサを給餌する際はやはりピンセットが便利だと思います.






市販のピンセットでもよいのですが,生体の口腔内を傷つけて化膿してしまうリスクもありますので,できれば竹ピンなど専用のものを使用する方が妥当かもしれません.

スドー ハプクラフト バンブーピンセット
スドー








長く使えますし,大きな出費ではありませんのでいずれ購入された方がいいかもしれません







■まとめ


いかがでしたでしょうか.


以上が爬虫類飼育セットの基本になるかと思います.


どうしても生体の購入に目が行きがちで,飼育環境について疎かにしてしまうことはせっかく迎え入れた生体を苦しませた末に短命に終わらせてしまうこともあるかもしれません.


飼育環境を知り,準備し,改良していくことが愛情もって飼育するうえで大切なの事ではないでしょうか.


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*生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう