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長州クリプターです.


今回は半樹上棲のオオトカゲ



「イエローヘッドモニター」の飼育方法についてまとめました.



総合ペットショップでも時々目にする機会も増えてきましたし,以前に比べると価格もだいぶ落ち着いてきています.


また性格も比較的温和であることからモニター初心者にもおすすめしやすい種類かと思います.





  【目次】

    1.イエローヘッドモニターとは

      ■生息域
      ■価格と大きさ

    2.飼育環境
      ■飼育ケージ
      ■温度と湿度

    3.飼いやすさとエサについて
      ■メリット
      ■デメリット

    4.エサについて

    5.まとめ






1.イエローヘッドモニターとは


■生息域

爬虫網有隣目オオトカゲ科オオトカゲ属

マングローブEuprepiosaurus亜種




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生息:インドネシア(スーラ諸島)
学名:Varanus melinus
英名:Quince Monitor .  Yellow Monitor
和名:コガネオオトカゲ・イエローヘッドモニター・黄金大蜥蜴


1997年に新種登録されていますので、なんとまだ発見されてから20年程度しか経っていない希少なオオトカゲの一種です.


インドネシアの熱帯雨林に生息し,幼体時は樹上棲が強い傾向にあります.

成長するにつれ地上棲も強くなり一説には完全地上棲とも言われておりますが,後ろ足の形状や実際に飼育していてもよく登り木に登ったりしますので,半樹上棲という表現で間違いないのではないかと思います.


頭部にかけて幼体時はオレンジ色が強く,背部~尾部までは黒色で黄色の斑点模様をしています.


成長につれてオレンジ色から黄色(薄黄色)の専有面積が拡大し,黄色味の美しい成体へと変化していきます.

(コガネというよりマダラコガネでもいいのではという意見も聞いたことがあります)


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性格は比較的温和で,幼体時はバタつくこともありますが,適切な環境下であれば持て余すような事は

ないかと思われます.



■価格と大きさ

価格は私が初めてイエローヘッドモニターを購入した2009年頃は10万円~15万円もする高価なモニターでした.

現在はイベントなどでは3万円~5万円ほどでベビーが取引されていますので比較的購入がしやすくなったのではと思います.


(**価格が安価=飼育が容易というわけではありません)


大きさ



全長:100㎝~140㎝



ほどで1メートルと聞くと恐怖を感じる方もいらっしゃるかと思いますが,オオトカゲの特に樹上棲の強い種は尻尾が全長の半分以上を占めます.

さらにとてもスリムな体型をしていますので
1メートルといっても個体を実際に見るとそこまで巨大と思うことはないと思います.


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2.飼育環境


■飼育ケージ


イエローヘッドモニターはオオトカゲ科に分類されるトカゲですので力が非常に強く,また爪や歯も鋭く最初は専用のケージで飼育されることをおすすめ致します.







幼体時から広すぎるケージで飼育すると慣れにくいといった話をよく聞きますので,ベビーを購入された際はまず45~60㎝の高さもあるケージで登り木など組んでレイアウトしてください.






専用のケージは前面が開きますのでメンテナンスがしやすく,慣れてくると手からもエサを食べてくれるようになりスキンシップもしやすくなります




*オオトカゲの天敵は主には鳥類・猛禽類です.そのため上部から手を入れて生体を捕まえるといった行為は上空から襲ってくる鳥を連想させてしまい,トカゲがパニックになることもあります.

 *もともと荒い個体など個体差はあります








最終的には120㎝の既製品最大サイズのケージを用意する必要がありますが,幼体時から3年程度は60㎝程度のケージでも飼育は可能です.




■温度と湿度


インドネシアは赤道直下の熱帯性気候で,日本と違って四季がなく5-10月頃が乾季,11-4月頃が雨季になります.


またインドネシアは年間通して雨が多いため湿度も高く,平均気温も26-30℃とほとんど変化はありません.



またイエローヘッドモニターが生息しているオビ島などは熱帯雨林が広がっています.


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熱帯雨林というのは温度が籠りやすく砂漠のように昼夜の寒暖差がほとんどありません

また温度が籠りやすいということは湿度も高いということです.


ポイント



・年間を通して気温は一定

・湿度が高くジメジメしている

・半樹上棲




温度の管理は全体の温度管理は暖突などで行い,局所的なホットスポットとして電熱球などを使って全体の温度を27℃程度,ホットスポット直下は最高35℃程度になるようにしましょう.


またかならずホットスポットには熱球だけでなく紫外線を照射する専用のライトを設置してください.



*爬虫類は紫外線のUVBを浴びなければカルシウムを体内に吸収できず骨形成不全やくる病といった病気になります



湿度の管理は非常に大切で,夏場であれば日本も温帯気候であり湿度管理は比較的楽ですが冬場は湿度が50%を簡単に切りますので特に注意が必要です


(湿度が低いと脱皮不全をおこしますし,呼吸器の病気を患うこともあります)







こういったウッドチップタイプのものやヤシガラ床材などを敷き,霧吹きなどで常に湿らせておくようにしましょう.


また生体が全身浸かれる水場も必ず設けてください.


インドネシアは平均湿度が70-80%と非常に高いのですが,ケージ内でその環境を再現することは

そこまで難しいことではないので,ぜひこの飼育環境を整えてあげてください.







4.メリット・デメリット


イエローヘッドモニターを飼うことの


■メリット

・性格が温和で飼いやすい

・中型モニターでサイズ感がいい

・飼育ケージが既製品でも可




■デメリット


・専用のケージが必要

・飼育器具が多く必要

・糞が臭い

・噛まれると危険

・エサの管理


 

まずメリットについては性格が温和であることはとても大切なことかと思います.

オオトカゲは「大」とつくくらいですので大きいです.

私たちが普段見ているトカゲよりも遥かに大きく力も強いです.私たちが爬虫類を飼育するうえで最も大切なことは




「その個体を制圧することができるか」




暴れたとき,室内で逃げられたとき,その個体を捕まえることができなければ飼育することは困難です.


ですので概ね温和な性格な本種はペットモニターとしては最適な一種ではないかと思っています.



またサイズ感も大きすぎず小さすぎずで,持て余さない程度で既製品のケージで終生飼育が可能である


こともおすすめする理由の一つでもあります.


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逆にデメリットは多く記載しておりますが,以前の記事にも書きましたが,モニターを飼うことは苦労の連続でもありますので,それなりの覚悟は必要です.





4.エサについて


モニター全種に言えますが,肉食です.ですが肉を食い千切って食べるのではなくほとんどが丸呑みです.そのためサイズに応じたエサが必要になるのですが,



幼体時

 ・コオロギ or **デュビア(メイン)
 ・鳥のささみ
 ・小魚 など


亜成体~成体

 ・冷凍ヒナウズラ(メイン)
 ・鳥のささみ
 ・サンマのぶつ切り
 ・鳥ガラ(小)・鳥のハツ,レバー




これが私が主に与えていたエサですが,なるべくいろいろな種類のエサを与えるようにし,カルシウムやビタミンなどのサプリメントを塗してから与えてください








頻度は幼体時は毎日~1日おきに,亜成体時は3日に1回.成体時は1週間~2週間に1回ほどの頻度で与えてください.

肥満は内臓疾患の原因にもなりますし,脂肪で肺が圧迫されて呼吸不全・メスであれば無精卵の卵詰まりなど引き起こし命の危険性があります.

可哀そうだからとエサを与えすぎることは禁物です.





5.まとめ



いかがでしたでしょうか?イエローヘッドモニターについて自身の経験も踏まえてまとめました.


オオトカゲを飼育することは苦労の連続ですが,その以上に生体についての知識や,生き物を飼うこと,命の大切さなどを学ぶことができると思います.


またそのスタイリッシュなフォルムは美しいの一言に尽きると思います.


CB化も進み価格も落ち着いてきた今,魅力的なペットリザードであるのではないでしょうか.





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*生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう