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長州クリプター@Twitterです.










【セントラルパイソン】

-飼育・飼育環境-












以前の記事でもおすすめしたセントラルパイソンの飼育についてまとめました.






セントラルパイソンはいわゆる「カーペットパイソン」に含まがちですが
            



オーストラリアンパイソンの1種でもありますので,ここはぜひ個別に紹介したいと思います.




   
   【 目次 】



          1.セントラルパイソンとは
              ■生息域
              ■価格と大きさ

          2.飼育環境
              ■飼育ケージ
              ■温度と湿度

          3.飼いやすさとエサについて
              ■良いところ
              ■大変なところ

          4.登り木は必要か


          5.まとめ







1.セントラルパイソンとは


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学 名:Morelia spilota mcdowelli

別 名:ブレッドルパイソン、セントラルカーペットパイソン、

英 名:Centralian Pythons, Bredl's Python, Centrilian Carpet Python

分 布:オーストラリア中央部(ノーザンテリトリー)

全 長:1.5-2.5m







 ■生息域



オーストラリアの内陸部,つまり乾燥した大地に生息するニシキヘビの仲間です.




ノーザンテリトリー全域
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カーペットパイソンと同種とされてきましたが,最近では学術的に独立種であるといわれています.



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以前はオーストラリアのレッドパイソンとも呼ばれており,乾燥地帯の岩場で夕日に照らされた画像を見て心躍らせたマニアが大勢いたと聞いたことがあります.




ですが実際はレッドというより赤褐色?レンガ色?の様な独特な色味とカーペットパイソンの様なパターンの黒のふちにクリーム色のバンド模様をしています.








 ■価格と大きさ



以前はオーストラリアンパイソンであるため,流通は非常に稀で高価な種類とされていました.



ですが最近では*CB(キャプティブブリード)も進み,幼体が5万円以下でも購入できるまでに価格が落ちています.



また,展示即売会などのイベントでは必ずと言っていいほど見かけるようになりました.





大きさについても飼育下では2m前後で比較的成長が止まるようですので,特定動物のボアコンや以前ご紹介したベーレンパイソンなどよりは飼育ケージに苦労はしないかと思います.


( *キャプティブブリ-ド:国内で繁殖した生体)






*ベーレンパイソンの飼育についてはこちらをチェック↓↓↓





ですが2m級の生体は比較的温和な本種においても噛まれたり強く締め付けられたりすると危険です.



特にエサを湯煎した手など,匂いがついてしまった状態では彼らは捕食モードに入りますのでその際は飼育者の手でも噛みつき締め付けてきます.

(これは本当に痛いです)




イベントや爬虫類専門店などで比較的安価で販売されているからと言って安易に飼育することは禁物です.



必ず幼体だけでなく成体も見て,終生飼育が可能かをしっかり考えてください.







2.飼育環境





 ■飼育ケージ



幼体時は爬虫類用のプラケースや小さいグラステラリウムなどでもよいと思います.



ですが,幼体といえども
ニシキヘビの仲間ですので想像以上に力強く,頭が入る大きさの穴があれば簡単に脱走します



最終的には90㎝~120㎝程度のケージでも飼育は可能ですので,市販のケージでも終生飼育が可能です.













*ベビーから飼育する場合は温湿度管理がしっかりできる小さめのケージから立ち上げた方が安心です.(くれぐれもオーバーヒートには注意)










我が家のセントラルパイソンは現在約150㎝で,ケージは120㎝の木製自作ケージにて飼育しています.



以前はトップテラの100㎝サイズを使用していましたが(現在は廃版?),スネークタワーを作製する際に木製で統一したかったので変更しました.



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また脱皮前などは1週間ほどシェルター内に隠れます.通常も日中はシェルター内に隠れています.



ヘビを飼育する場合は可能な範囲で生体が落ち着ける場所を設けるようにしましょう






■温度と湿度



オーストラリアの内陸部は世界で最も過酷な環境の1つとされており,独自の生態系により世界的に貴重なホットスポットと呼ばれています.




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ですので飼育環境は比較的乾燥気味で構わないといいですし,むしろ湿度の上昇には少し気を使った方がいいと思います.



オーストラリアはいかれたことがある方は体感したかと思いますが,日中は日差しが痛いほどですが夜は結構冷えます.また昼間でも乾燥しているので日陰はとても涼しいです




ですので,温度を上げすぎるとケージ内の寒暖差がつけにくいのでホットスポット下でも32~33℃で管理し,ケージ内に寒暖差をしっかりつけるようにしましょう.




また夜間については確かにオーストラリアは冷えますが,日本とは環境が違いますので,なるべく20℃程度は維持できるようサーモで設定しておきましょう.








*ケージの温度管理には暖突が非常に使い勝手も良くオススメです.消費電力も抑えられていますので家計にも優しいのが尚良いです.











*暖突を使用する際は必ずサーモスタットにて温度管理してください.ケージ内の温度が上がりすぎてしまうリスクがあります.








水入れについては諸説ありますが,我家では全身が入れるものではなく飲み水として少し小さめの水入れを入れています.







3.飼いやすさとエサについて





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良いところ


■レンガ色したバンド模様が美しい
■顔がごつごつしてかっこいい
■程よく大きくなる
■食欲が貪欲で性格も温和である







大変なところ



■大型になる
■エサの管理が大変
■捕食モードの際は危険





本種は比較的温和で環境を用意することができれば非常に買いやすい種類だと思います.



成体になればエサは1カ月に1回,その時食べなければ2カ月に1回でも大丈夫です.
(ただし清潔な水を毎日与える)




爬虫類の特にヘビを飼う場合に最もデメリットとなりうるのがエサの管理です.








これは以前の記事でも紹介しておりますが,いかにエサのマウスやラットの管理を自身の冷凍庫で行わないかに尽きるのではないかと思います.

(私は別に構わないのですが家族がね)






また爬虫類を飼育されている方の多くは2匹以上いるかたが多いです.




そして何匹もニシキヘビを飼っているとかならず1匹くらい食べない個体います.


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そんな時にそのマウスやラットを捨てるか...



こういったときに貪欲な食欲の本種は「残飯処理班」として絶大な力を発揮してくれます








4.登り木は必要か




これはカーペットパイソン全体に言える事なのですが,木を入れると気性が荒くなります.





理由はわかりません.










■木にとぐろを巻くことによってアンカーを得ることができるから?

■野生の本能?
 










いずれにせよ木に巻き付かれていると掃除の際に登り木ごと取り出さないといけないですし面倒ですね.



我家は登り木は入れておりますが,幅が広くアンカーとなりにくいようにしています.




今のところ捕食モード以外で飛んできたことはありません.




ちなみに登り木をなぜいれるかというと単純にかっこいいからです.


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5.まとめ




いかがでしたでしょうか?



基本的に飼育方法・飼育環境はカーペットパイソンに準拠しておりますが,やはり生息域の環境も知っておくことも需要ですし,なにより飼育環境のヒントにも成り得ます.



また成体のサイズをあらかじめ見る,もしくはイメージが出来れば神経質に飼育する必要もないので比較的飼育が容易な種類です.




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**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう