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長州クリプター@Twitter)です.















【オオトカゲ・モニターが慣れるまで】


第5回
~ようやく食べてくれました~














新年,明けましておめでとうございます.




今年も爬虫類飼育者の皆様,また爬虫類の飼育を検討されている皆様にとって役立つ情報サイトとして日々精進致しますのでよろしくお願い致します.




ではさっそく2019年,第1号の記事はやはりモニターが慣れるまでのシリーズです.




今回も引き続き現在の進行状況と現状の問題点,改善すべき点などを自己考察していこうと思います.











現在までに4回に分けて我が家の飼育している生体,「サルファモニター」が実際に慣れていくまでの様子をまとめてきました.




今まで様々なモニターを飼育,もしくは見てきましたが,今回飼育している生体は今までで一番「荒く・臆病」な生体です.




そんな生体も飼育開始5カ月で様々な変化を見せてくれています.




今回はそんな中でも大きな分岐点




「手からの給餌」




に成功したためそれについて自己考察も交えてまとめていきたいと思います.








    【目次】

    ■飼育開始5カ月で変化したこと
     ・ハンドリング
     ・飼育者との距離感
     ・威嚇
     ・給餌

    ■飼育環境について
     ・飼育ケージ
     ・ライト,紫外線
     ・給餌頻度

    ■今後の課題
     ・信頼関係の構築








■飼育開始5カ月で変化したこと




最近はSNSや動画配信サイトなどで犬のように懐いた(慣れた)モニターを目にする機会が増えたかと思います.




そしてそういった生体は多くの飼育者の憧れの的です.




ですが,実際にはそういった生体はごく一部でまた長年飼育してきた結果...でもあります.




飼育開始当初からべた慣れな生体は結構少ないです.




長い時間をかけて飼育者や飼育環境に慣れて初めてSNSで見かける様なべた慣れのモニターが誕生すると思ってください.




前置きが長くなってしまいましたが,現在飼育している荒いサルファモニターの変化点についてまとめていきます.






 ・ハンドリング




まずはハンドリングからです.



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最初の1-2カ月は持ってしまえばいい時もあるのですが,基本的には噛もうとしますので素手では温浴中に少しだけ...といった具合です.




ですが,ハンドリングもあまり高頻度にしすぎると生体にかかるストレスが強いことと,このサルファについてはハンドリングで興奮すると吐き戻しがあるために少しずつハンドリングの頻度を落として,逆に給餌の頻度を増やしています.




飼育者に慣れてもらうことも大切ですけど,まずは環境にしっかり慣れてもらい安心・安全なケージを提供することが一番かと考えた結果です.









 ・飼育者との距離感




これがなかなか難しい問題です.




未だに彼は私の事が怖くて怖くて仕方がないようです...。




バスキング中にケージ前に硬直し,何かのタイミングで猛ダッシュで水容器へ逃げていきます.




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この何とも言えぬ顔...。



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遠くからだとまだ大丈夫そうですけど...。




こればかりは時間をかけていくしかないですね.




まだ飼育してたったの5カ月ですし.




ですが注意したいことはやはり怖がらせないことかなと考えています.




モニターを何年も飼育した方ならわかるかと思いますが,彼らは想像以上に頭がいいです.




空間認識や飼育者のことなど結構覚えています.




脱走されたり見下ろした状態で追いかけまわしたりなどすると今まで築いてきた信頼関係が一気に崩壊します.




ですが,飼育者の姿を見ただけで水容器へ猛ダッシュで逃げていた時期を考えるとかなり慣れてくれたのかな...とは思います.







 ・威嚇




我が家の生体に限って言えば時折あるも,基本的にはありません




以前はいきなり噛んできました.威嚇なしのノーモーションで...




現在は基本的には噛んでは来ませんが,安全のために革手袋は着用しています.







 ・給餌




いよいよ給餌ですが,7月に飼育を開始して一度も手からの給餌には成功したことがありませんでした.




わざわざ手から与えなくても良いのではないか?




そうした声も聞こえてきそうですが,やはり飼育している生体とのコミュニケーションも兼ねて手から与えたいですよね.




というか完全に飼育者の自己満足なのでしょうが...







12月に初めてピンセットから食べてくれました.




その後もコンスタントにピンセットから食べてくれるようにはなってきました.










ただし,手からの給餌で食べるものは今のところ鶏肉だけです.




マウスやヒナウズラ,デュビアも試しますが,反応はありません.
(というか怖がっている)




食いつきを見ても寄ってきてからというわけではなく,反射的に食べているといった感じですので,その際に臭いの強い鶏肉の方が嗜好的には合っている?かと愚考しています.




ここからは次のステップとしてエサに寄ってくるようにしていきたいところです.







飼育環境について




では次に現在の飼育環境について改めて考えていきます.






 ・飼育ケージ




飼育ケージは飼育開始後3週ほどで少し変えましたが,基本的には同じものを使用しています.




900✕500✕500
木製ケージ





テラリウムなどで非常に凝ったレイアウトをされているかたもいらっしゃいますし,海外ではもうびっくりするようなアイデアのケージなどもあります.




ですが,個人的にはシンプルなレイアウトが最もメンテナンスがしやすいのでモニターだけでなくパイソンやクリボーなどもシンプルなレイアウトにしています.






 ・ライト,紫外線




紫外線は昼行性のトカゲには必須です.




ですが,モニターに関しては疑問が残るところではあります.




紫外線を必要とする理由は主にはビタミンD3の生成です.




人間もそうですが,カルシウムを腸から体内へ吸収する際に脂溶性ビタミンであるビタミンD3は必須です.




ただこれは食品からも摂取できるので,モニターなどはマウスやラットを丸呑みするのでそこから摂取も可能です.




実際,国内でも海外でもバスキング用のレフ球だけで長期飼育している飼育者も多くいます.




ただ,発色や脱皮に関してはメタハラを使用した方が絶対にいいと思います.データ云々ではなくあくまで経験的な話ですが...




脱皮不全もないですし,発色も非常によくなります.




そういった経験があったので,私はモニターの飼育には可能な限りメタハラを使用するようにはしています.





 ・給餌頻度




現在の給餌頻度はだいたい
3-4日に1回です.




この頻度に関しては正解はないと思います.むしろバラバラに与えている人もいるでしょう.




我が家のモニターは食が細く,あればあるだけ食べるというわけではなく1つ食べると満足してしまうようなので,現在は可能な限り頻度は増やしていこうとは考えています.




ここは生体の状態を見ながら調整していければと思っています.








■今後の課題




 ・信頼関係の構築




今後はとにかく生体に怖がられないようにしたいです.




少しずつ飼育者にも慣れてきた印象ですがやはりまだまだビビられています.




こちらの姿を見れば動かず硬直しますし,ダッシュで水容器へは逃げなくなりましたが怖がって尿は漏らしています.






9月と8月


1月





こればかりは時間をかけるしかないとは思っていますが,見返してみると思った以上に逃げてたんだなと思います.




いずれにしても時間を掛けながら生体との信頼関係を築いていこうと思っていますので,今後もその過程での気づきや実践事項などまとめていきますのでよろしくお願い致します.









**生き物を飼育することの是非はここでは問いません.また,本記事は飼育を促進するためものではありません.
生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう