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長州クリプターです.



【オオトカゲ・モニターが慣れるまで】



第2回
~荒いというより臆病な生体~




前回は現在の飼育環境やモニターを慣らすために実践していることなどをまとめました.




・バタバタ

・持つと噛む

・糞尿巻き散らす

・餌は食べない



飼育開始時点よりこのような状態でした.


今まで様々なモニターを飼育したり,取材したりしてきましが,ここまで臆病な生体はドワーフモニター以外には少ない気がします.


今回は第2回として飼育して飼育1カ月半になりますので,ここまでの現状についてまとめていきます.





   【目次】


   ・実践事項
 
     ■温浴
     ■ハンドリング
     ■手からの給餌
     ■手と一緒にバスキング


   ・飼育環境での注意点

     ■落ち着けるシェルターの設置
     ■シンプルなレイアウト
     ■静かな環境


   ・改善すべき事項

     ■水容器の大きさ
     ■飼育ケージの大きさ
     ■ハンドリングの頻度
     ■給餌方法
     ■ケージの設置場所


   ・まとめ





・実践事項

 

まずは実践事項の確認です.



前回記事を書いたのが8月23日.この記事を書いているのが9月10日と約2週間経過しています.


目次で挙げた内容を実践しているのは8月からなので,現在約1カ月は継続して実施している状態です.



 ■温浴

温浴は非常に効果があると実感しています.



とにかく温浴中は暴れないですね.


もちろん急に浴槽の前で


・立ち上がったり

・のぞき込んだり

・浴槽を叩いたり


するなどすればびっくりして逃げ回りますが温浴中は素手でもハンドリングは容易です.




ただし,お湯がない場合は持とうとすれば口を開けて威嚇し,噛んできます.


この温浴をほぼ毎日~2.3日に1回のペースで行っています.
(給餌後1日は非実施)





 ■ハンドリング


ハンドリングはほぼ毎日行っています.温浴に向かう際も持ちますし,温浴後も最低10分間程度はハンドリングを行います.



給餌後2日間は積極的にはハンドリングは行いません.


それでも給餌3日後に行ったハンドリング中に吐き戻しもありますが.



ハンドリング中も上から掴もうとすれば噛もうとしてきますが,最近はほとんどなくなりました.


掴むときもケージ内ではあまり暴れませんが,やはり怯えているようです.




 ■手からの給餌


結論から言うと現在は置き餌です.





2wほど粘りましたが餌に全く興味を示しませんでした.



・冷凍餌を出血させる

・卵と一緒に与える

・小さく刻む




など実施していましたが,いずれも効果はありませんでした.




現在はピンセットで与えて,食べなければそのままピンセットと一緒に置き餌にしています.


すぐには食べませんが,飼育者がいなくなった後にコッソリと食べているようです.


まずは環境と飼育者に慣れてからかなぁと思っています.




 ■手と一緒にバスキング


こちらも可能な限り毎日か2.3日に1回は行っています.





時間的には5~10分程度でしょうか.


正直暑くてこちらが負けます.


ゆっくりと手を入れ,そっと体の近くに持ってきて一緒にバスキング.


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*Tweetした時より腕に興味を示している?!


手は怖くない存在というのを時間をかけて刷り込んでいます.


意外なことに時折手に乗ってくるようにもなりました.









・飼育環境での注意点



 ■落ち着けるシェルターの設置


シェルターの設置は導入当初は必要と思っています.


ですが,あまりに隠れる場所が多すぎても生体はいつまでたっても慣れてくれません.


そのためミズオオトカゲに関しては水容器がシェルターと考えてもらっても良いと思います.

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当初は見た目的にもいい,オールガラスの水槽をシェルターとして利用していましたが



・完全に隠れることができてしまう

・持つ際に上から掴むようにしないと持てない




などの問題点もあったため,現在は底の浅い水容器に変更しています.



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こうすることでより飼育者との距離が縮まれば良いなと思っています.





 ■シンプルなレイアウト



これも大切な事項と認識しています.


やはり複雑にレイアウトした方が見た目的にも良いのですが,先にも挙げたように隠れる場所が多すぎるとやはり慣れにくい為,可能な限りシンプルなレイアウトにします.


我が家のケージではバスキング用の登り木と水容器だけを使用しています.






 ■静かな環境



生体を落ち着かせるために静かな環境で飼育するようにしています.


といっても爬虫類用の部屋があるので,そちらで飼育しているので日常的にその部屋いることはないのですが.


ですが,バスキング中も飼育者を遠目でも見つけると隠れてしまうので最近はリビングなど最も目につく場所に置いてもいいのかと疑問に感じています.



*以外→✕
 意外→〇



・改善すべき事項




 ■水容器の大きさ


上記でも書いたように少し深さがあるので持つ時や常に隠れてしまい飼育者との壁ができてしまうため


・生体の全身が浸かれる

・底の浅い水容器



に変更しています.



これに変えてから,生体も飼育者との距離が縮まり落ち着きませんでしたが,現在はすこしずつケージの前面にも出てくるようになりました.





 ■飼育ケージの大きさ


これも悩ましいところではあります.


現在全長50cmで,飼育ケージは


900×450×450


なんとも言えないです.


生体にとって大きすぎるケージは逃げれる広さと隠れるスペースなどの問題より,多くの個体で荒くなるといった話はよく聞きますし,それは私自身実感もしています.



60cmケージに変更しても良いかとも考えていますが,こうも飼育環境を変え続けるとそれもまたストレスとなると思われます.


ですのでケージの大きさは変更せずにシェルターとなっていた水容器の大きさと深さを変更し,ケージの設置場所を変えて様子を見ることとします.





 ■ハンドリングの頻度


現在はほとんど毎日実施しています.温浴前後と,特に温浴後は10分程度は必ずハンドリングします.


ハンドリングを続けて持つ際にあまり手を恐れなくはなりました.


ですが,いまだに吐き戻しをすることがあるため,頻度については再考する必要があるのか現在検討中です.




 
■給餌方法


ピンセットからの給餌は中止中です.


というよりピンセットでエサを見せて興味を持つようであればいいのですが,
怯えてほとんど興味を示しません




ですので,生体から離れた場所でエサを見せておき,そのままピンセットごと置き餌という方法を行っています.


飼育者に興味を持ち寄ってくる,もしくは逃げないようになればまた違ってくるのかもしれません.


ですが今は,とにかくご飯も食べれて安心できる環境を提供することに注力し,警戒心が薄れてくれば手からも食べてくれるのではと思っています.






 ■ケージの設置場所



ケージの設置場所をリビングに変更しました.人に慣れてもらうにある程度は飼い主,もしくは動くものを日頃から見せておくことも大切です.


良く人慣れしているモニターは,リビングなどの人間の生活空間と一緒にいる個体が多いです.





また多頭飼育で他のモニターもいる場合についても慣れやすい傾向があるとも思われます.


バスキング中でも逃げる本生体においては人慣れのため設置場所も再考し,リビング設置としました.





・まとめ


いかがでしたでしょうか.


第二回の今回は現在行っている方法に対するフィードバックを中心にまとめました.


個体差はもちろんあります.


飼育当初からべた慣れな生体が一番楽でいいと思います.


ですが全ての生体でそういうわけにはいかないので,もし荒い・臆病なモニターを飼育することになってしまった方の参考になれば幸いです.



次回も2-3週間後くらいに経過を更新していきます.