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長州クリプターです. 


今日は爬虫類好きの方だけでなく,興味があるのではないかと思われる内容についてです.



【爬虫類界で最強は誰だ?!】




~毒・大きさ・可愛さの部門別ノミネート~




検索ワードでよく目にする



・爬虫類

・危険

・狂暴

・巨大




最近はYoutubeをはじめとする動画投稿サイトでのまとめ動画も数多く作出されるようになり,その中でも巨大で危険,そして狂暴?な爬虫類たちがよく投稿されています.


今回はそんな中でも特に
危険・最強の爬虫類はいったいどの個体なのか.


3部門に分け,各部門ごとにまとめていきます.


まず第1回の今回は【毒部門】についてまとめていきます.





  【目次】

  【爬虫類界で最強は誰だ】

    第1回

   【毒部門】

    ■タイパン

    ■ブラックマンバ

    ■コモドドラゴン

    ■クロガシラウミヘビ

    ■ヤマカガシ


   【まとめ】






【毒部門】



日本で毒をもつ代表的な爬虫類は



・マムシ

・ハブ




世界を見渡してみるとたった数mlの毒で数十人の人間を死に至らしめる事のできる猛毒を持っているヘビ


血を止まらなくさせ,徐々に弱らせて殺すなんとも恐ろしい毒を持つトカゲなど危険な爬虫類がいます.





■タイパン


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毒蛇といえばこの名は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか.


タイパンの仲間でも特にナイリクタイパンと呼ばれる種は世界最強レベルの毒を持つ爬虫類とされています.

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オーストラリアに生息しており乾燥した草原地帯や密林などに生息しており,最近では森林の開発などにより住宅地でもその姿を目撃されることが増えてきたと言われています.


その毒はマムシ800倍以上で強烈な痛みとめまいによる神経症状で,30分程度で死に至ります.



そして厄介なのはこの生体は非常に荒い・攻撃的な性格をしている点です.


通常毒蛇は,人間に不意に踏まれてしまったり不用意に近づきすぎることによって,威嚇・最終手段として噛んでくることがあります.


ですが,このタイパンについては1度だけでなく2度,3度とその場にいれば何度でも噛んでくると言われており,非常に攻撃的な種です.


ただでさえ強力な毒を持ったタイパンに2度も3度も噛まれては人間の身体はひとたまりもありません.





■ブラックマンバ


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次にブラックマンバです.


名前からしてすでに怖そうです.


アフリカ最大の毒蛇で,恐るべきことに移動スピードは最高時速20kmと言われています.


一般人の全力疾走レベルです.しかも,草原でこのスピードです.


人間は逃げきれませんね.



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出典:hdw9.com


最も多くの人間の命を奪ったともいわれる本種の毒は非常に強く生体そのものが大型であり,一度に注入される毒の量も多い為,早期に治療を行わなければ数時間で死に至ります.




大きさも平均で2.5m程度はあり,最大で4mとかなり大型の毒蛇です.



大きい猛毒俊足攻撃的



まさに最強の爬虫類の一角を担うに等しいです.



日本ではもちろん飼育は不可能です.というより個人が飼うべきレベルの生き物ではありません.


10年前ですが,こういった事件もありました.


猛毒ヘビ51匹、渋谷の「ヘビ屋敷」で捜査員が見た仰天光景 輸入規制なしの不思議 


NHKにも取り上げられ世間を騒然とさせましたが,まだ咬傷にあったのが飼育者でよかった.


この時,毒蛇の販売は罪に問えないと報道されたときは正直開いた口が塞がりませんでした.


近隣の一般住民に危害などとなるともはやヘビを使った殺人事件と言われたも仕方がないですね.


個人的には毒ヘビの中でも名前や見た目,さらには大きさに至るまで


野生下で最も遭遇したくないヘビだと思います.






■コモドドラゴン

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出典:Amino

コモドドラゴンはコモド島に生息する地球上最大のトカゲです(最長はクロコダイルモニター).


以前は口内にバクテリアを飼っており,牛など自分より大きな獲物を噛み,感染させて徐々に衰弱させ死に至らしめるとされていました.




ですが最近の研究でコモドドラゴンはのこぎり状の歯の間に
複数の毒管を持っていることが判明し,いわゆるドクトカゲということがわかっています.


ヘモトキシンと呼ばれる毒で,血液凝固を阻害し失血性ショックを引き起こします.


歯の強度も強く毒も備えている,殺傷能力の高い毒牙ですね.


最大全長3m13cmで,最長ではありませんが,どっしりとした体型でまさに最大というに相応しいオオトカゲです.


過去にコモドドラゴンの映画が公開されたこともあります.




この種については過去に「ドラゴン狩り」と称された乱獲により数が激減され,現在は厳重な管理のもとで保護されています.




ですが,日本の動物園で展示される可能性があるようです.


絶滅危惧種をわざわざ日本に連れてきてなど批判はありますが,ぜひ生のコモドドラゴンを見てみたいものです.





■クロガシラウミヘビ

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ウミヘビ界からはクロガシラウミヘビの登場です.



インドネシアやニューギニアの近海に生息しており,毒だけで言うと「セグロウミヘビ」が強いのですが,本種は昼行性で最近では沖縄など日本近海でも目撃されています.


黒い頭と白と黒のバンド模様が美しい全長80cm~1m40cmほどになります.


クロガシラウミヘビ
出典:taringa



私たちにも身近な危険生物ということにもなりますのでより注意が必要です.


また比較的臆病なウミヘビの仲間の中で本種は好奇心が強く人間をあまり恐れない傾向があるので,ある意味では最強の毒蛇かもしれません.




ウミヘビはほとんど全ての種において毒性を持っており,そのほとんどがコブラの数十倍の神経毒という特徴を持っています.


非常に美しい姿をしており,ダイビング中などに不用意に近づいたり,岩陰に手を伸ばして噛まれたりといった事件が報告されています.




沖縄ではシュノーケリング中に遭遇することもある為,予備知識として必ず覚えておいた方がいいと思います.


安易な気持ちで近づけば思わぬ事故を招いてしまうかもしれません.







■ヤマカガシ


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出典:Wikipedia


なぜここでヤマカガシ?と思われる方も多いと思いますが,本種は毒蛇であるといった認識が希薄です. 


日本の水田や山,河川近くなど身近な場所に生息しています.


本種の厄介なところは,マムシやハブなどと違い毒ヘビとしての知名度が低いことと,見た目がきれいでいわゆる三角頭な毒蛇らしくないことなど子供や大人までつい捕まえてしまう人がいることです.



2017年7月に兵庫県の男児がヤマカガシとみられる毒蛇に噛まれ,一時意識不明の重体に陥った事件は記憶に新しいと思います.


男児の毒ヘビ被害場所、伊丹の公園ではなく宝塚の山道…友人宅でもかまれる 兵庫県警、友人の話もとに訂正


ヤマカガシの毒は頸腺毒デュベルノワ腺毒の2種類があります.


頸腺毒とはヤマカガシが本来もっている毒ではなく捕食しているヒキガエルの毒を体内に溜め込みいざというときに飛散させて敵を攻撃する護身用の毒です.


デュベルノワ腺毒はいわゆる「出血毒」でハブやマムシと同様なのですが,この2種よりもはるかに強い毒性を持っていると考えられており非常に危険です.




本種の毒牙は奥歯にあるため,かなり深く噛みこまれないと毒は注入されないのですが,間違っても掴んだりするべきではないことは明白ですね.


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毒性については上記に挙げた世界の個体よりは劣りますが,私たちの生活環境に密接に関わってくる可能性が高い以上,ある意味では最強と言えるのかもしれません.





【まとめ】


いかがでしたでしょうか.


今回は3部門のうち【毒部門】についてまとめました.


いずれも毒性,狂暴性,殺傷性,身近な危険などいずれも最強の爬虫類たちではないでしょうか.


ですが,彼らは獲物を捕食する為自身の身を守るために毒を持つという進化を選んだ種たちです.


決して私たちを積極的に殺害しようとしているわけではありません.


人間も自然との適切な距離を保ちつつ,リスクに対する知識を身に付けることにより被害を少しでも減らすことが出来るのではないでしょうか.



次回は【大きさ】部門についてまとめていきます.


お楽しみに.