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長州クリプターです.


爬虫類・両生類飼育者の中でもカエルの飼育は凝ったレイアウトやテラリウムとして一緒に飼育するなどその楽しみ方は千差万別です.


そのなかでも 比較的流通量が多く飼育者の多いベルツノガエルについてまとめていきます.


画像の個体は知人が飼育している個体で現在8年目になる生体です.飼育環境を間違えなければ良い相棒として丈夫に育ってくれます.





    【目次】

    1.ベルツノガエルとは
     ■分類
     ■生息
     ■大きさ

    2.飼育環境
     ■飼育ケージ
     ■温度・湿度
     ■紫外線

    3.エサ
     ■幼体時
     ■成体時

    4.ハンドリング

    5.まとめ









1.ベルツノガエルとは

■分類

両生網 無尾目 Ceratophryidae科 ツノガエル属 

■生息

アルゼンチン・ウルグアイ・ブラジルの熱帯雨林に生息している.現地では比較的ポピュラーな生体であるが,生息域の破壊や汚染が進行しており生息数は減少しています.

現在流通しているほとんどはCB*個体です.

*CB:キャプティブブリードの事で,人工的に繁殖・孵化された生体.


■大きさ・寿命

メス:15~17cm
オス:11~12cm


*全長の半分ほどは口部であり,口を開けると非常に大きい.


平均寿命:6~7年

(10年以上生きる生体もいる)



2.飼育環境

■飼育ケージ


あまり活動的ではありませんので,そこまで大きなケージは必要ありません.

プラケース・ガラスケージなどなんでも構いません.

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・飛び跳ねても脱走できない高さ(蓋でも可)

・水が張れる

・通気性が良い




上記のポイントさえ押さえておけばいいと思います.

プラケースであれば下記のレプティキューブやレプタイルボックスが使いやすくて良いです.


スドー レプティキューブ RX-400
スドー















ガラスケージであればグラステラリウムのナノキューブは前面が開くタイプでメンテナンスや給餌が非常に楽になります.




プラケースの場合注意したいのが,熱伝導率が良いのでヒーターの真上は非常に熱くなります.

ガラスケージでも同じですが,ヒートパネルは床面積の1/3程度にしてください.




■温度・湿度


南米の熱帯雨林などに生息している本種は低温に非常に弱いです.

また熱帯雨林などは湿度も高く,熱が籠りやすいので,夜間も気温は下がりにくい傾向にあります.



ケージ内温度:28℃

最高気温:31℃

最低気温:26℃




ケージ全体は28℃程度で良いですが,ヒートパネル上は31℃程度となるホットスポットを設けるようにします.

夜間もそこまで寒暖差はつける必要はありませんので,28℃キープでも良いかもしれません.


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■紫外線


テラリウムで飼育する際には軽度のUVは必要です.また,彼らにもビタミンD3を摂取する以外にも補助的に得ることはわかっているので,可能であれば微弱なUVは照射しても良いと思います.




ただし,アルビノ個体などにはUVの照射は禁忌です.

   「Argentine horned frog UV」の画像検索結果


UVがなくとも長期飼育は可能です.
(私の知人はUVなしで,8歳のベルツノガエルを飼育している)


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その代わりにビタミンD3はエサに添付するようにしてください.









3.エサ



■幼体時


非常に貪欲な食欲を持っており,動くものはなんでも食べます.飼育下でもその食欲に驚かされることもありますが,成体になると少しずつ食が細くなっていくようです.


・コオロギ(小)
・ワーム類
・ミミズ
・ナメクジ
・ピンクマウス





■成体時


口がかなり大きく口に入るものでしたら何でも食べます.総じて不活性な種なのでエサの与え過ぎには注意しましょう.


・コオロギ
・デュビア
・ミミズ
・マウスなど







4.ハンドリング



基本的にはメンテナンス時以外で積極的に触るのは控えた方がいいです.


爬虫類も両生類も基本的には触って喜ぶ個体はいません.


メンテナンス時にケージから移動する際はお腹からすくう様に持ち上げてあげましょう.




体を膨らませて鳴き声を出すこともありますが,その状態は生体が怯えて威嚇しているので,なるべく早く手から離してあげましょう.





5.まとめ


いかがでしたでしょうか.


両生類の中でも比較的飼育者の多いベルツノガエルについてまとめました.


本種は非常に旺盛な食欲を持っており,何でも食べる姿は非常に愛らしく感じるかと思います.


ですが本来は不活性な生き物ですので,エサの与えすぎや触りすぎたりなどは決して生体にとっていい影響はありません.


両生類は観て楽しむ生き物ですので,凝ったテラリウムなど視覚的にこだわってみても良いのではないでしょうか.




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*生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう