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長州クリプターです.


6/18に大阪北部を震源とするM6.1,最大震度6弱の地震が発生しました.




大阪をはじめ多くの方々が被災され,不安な日々を過ごされているかと思います.またお亡くなりになられた方々には心からお悔やみ申し上げます.





さて,その地震後に私たちの界隈では爬虫類ラックの崩壊や破損,また対策などを講じたTweetが多く拡散されていました.


爬虫類飼育は種類によっては飼育スペースを多くとらず,またコレクション性が高いことも相まってプラケースやケージ,衣装ケースなどを重ねて管理することがよくあります.


また私もそうなのですが,飼育スペースの問題からどうしてもケージラックは横へではなく上へ上へ上がっていく傾向にあります.



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今回は爬虫類ケージとラックについて私が行っている対策と今後の課題について簡単にまとめていきたいと思います.





    【目次】

    1.ケージの地震対策
      ■ケージ本体
      ■前面ガラス

    2.ラックの地震対策
      ■私が行っていた対策
      ■地震対策の再考
      ■賃貸では?

    3.まとめ






1.ケージの地震対策


■ケージ本体


皆さんのケージはどういったものでしょうか?多くの方は市販されているガラスケージで飼育されている方が多いのではないかと思います.

ガラスは強度は良くても部分的な強い衝撃や落下には非常に弱いです.

考えられる破損原因としては


・地震によるケージの落下
・ケージ内の石などによる破損


が最も起こりやすい事象ではないかと思います.

ただ,市販の爬虫類ケージは床面積の重要性から,底面が広い傾向にああります.さらにガラスケージは重たい為,基本的にケージが倒れる可能性は低いと思われます.


では何が危険かというと,メタルラックやスチールラックなどでは地震の横揺れに対して,ケージが滑り落ちます.


今回の地震でもスチールラックからケージが滑り落ちるといった事故がTwitter内で拡散されていました.


ですので,ケージをスチールラックやメタルラックに置かれている方は滑り止めマットなどを用いてケージがラック外に滑り落ちないように対策をしましょう.


SMS-1530BK すべり止めマットS CAINZ(カインズ) 16383885

木製ラックに置かれている場合(私がそうです)は滑ることは少ないですが,万が一に備えて全面後面に非常に安価ではありますが,こういった風に釘で滑り出さないようにしています.


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この方法でしたら今すぐにでもできると思いますので,木製ラックを使用されている方は一度ご検討されてみてはいかがでしょうか.
(あくまで個人の感想です)


また後面からチェーンで固定するものもホームセンターに売っています.部屋の壁に穴をあけても大丈夫な場合はこちらでもよいかと思います.


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■前面ガラス


市販ケージ・自作ケージを含め,前面をガラスにされている方は多いと思います.視認性やインテリア性から前面ガラスについては議論の余地はないかと思います.


ですので対策としては,市販ケージの場合は設計がしっかりされており,よほどのことがない限りは外れることは少ないかもしれません.


むしろ揺れによる内部のレイアウトが割れる原因となることが多いと思います.



*動きやすい小さな石などは極力入れない方がいいかもしれません.なるべく動かないような大きなものがいいかもしれません.



ですが注意したいのは自作ケージなどでガラスサイズとレールが緩い場合などは容易に外れてしまいます.
(過去に外れて大惨事になったことがありました)



そのため,ガラスレールの深さとガラスの大きさを再考し直す必要もあるかもしれません.


私の自作ケージは強化ガラスではありませんが,かなりぎりぎり入るように設計したため,落下しない限りは前面ガラスが外れることはないと思います.




2.ラックの地震対策


■私が行っていた対策


個人的にはこちらが最も重要かと思います.ケージは床面積のわりにそこまで高さがないものがほとんどですので(樹上棲個体は除く),ケージ単体が倒壊するリスクは少なく思えます


ですが,ラックについては飼育スペースの問題から横へではなく上へ上へいく傾向があると思うため,倒壊のリスクは格段に高いと思います.


まずは私が行っているラックの地震対策です.



いかがですか?

念のため石膏ではない部分に固定はしているのですが,なんとも心もとないですね.というよりこれでは対策になっていないと思います.



■地震対策の再考


出来ることとしては


・L金具で後面の壁にビスで固定
・チェーンで後面の壁にビスで固定
・突っ張り棒で天井と固定



以上の3つが一般的に考えられる対策ではないでしょうか?
(他にございましたら是非ご教授ください)



私が今回の地震後に行った対策としては



・L金具で後面の壁にビスで固定
・チェーンで後面の壁にビスで固定




理由は,壁を傷つけない方法としてはおそらく突っ張り棒が最も機能的だと思っていますが,やはり見た目があまりよろしくないと思ってしまいます.
それと高さ100㎝とか150㎝程度の高さではかなり突っ張り棒が目立ちます.

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生き物の命を預かるのですから見てくれだけに囚われてはダメだとも思います.ですが私は,オシャレに機能的なレイアウトを施したいという気持ちが強くありますので,見た目的にもカッコいい?チェーンを使って地震対策を行いました.


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(ケージ上部もチェーンで固定)


いかがですか?全体的な見た目にもそこまで影響はありません.何度か強く揺らしましたけどびくともしませんでした.


また,更に強固にするためにラック後面にもしっかりと固定を行っています.

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(画像はビスで固定前)


これによりラックがほぼ揺れなくなりケージもほとんど動くことはありませんでした.



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**石膏へのビス打ちには専用のビスが必要です.裏地があることをしっかりと確認し固定してください.


■賃貸では?

賃貸の場合は壁に穴をあけることがほとんどの物件で難しいかと思います.

現実的には突っ張り棒が理想なのかもしれませんが,こういったツーバイ専用の固定器具もホームセンターでは販売されています.

ツーバイ


個人的な使用経験ではバネタイプはあまり固定性はよくありません.

ですが,こういったしっかり固定できるタイプもありますので,ラック後面にツーバイ木材を固定し,そこにラックをビスで固定するといった方法でも地震対策として良いのではないかと思います.




3.まとめ


いかがでしたでしょうか.


取り急ぎ書きましたので不足している部分もあるかと思いますし,もちろん不十分な面もあるかもしれません.


また,賃貸などでは壁にビスを打てないためなかなか強固な固定は難しいかもしれません.


ですが,今回の地震で爬虫類飼育者は家具のみならず飼育ケージやラックの対策が必要であることを再認識されたかと思います.


日本は地震大国でいつどこで大きな地震が起こるやもしれません.地震を止めることも,地震から逃げることもできませんので,私たちにできることは被害を最小限に抑えることだと思っています.


今後も出来る対策を怠らず飼育者も生体も安全な爬虫類ライフを送っていただければ幸いかと思います.





*賃貸含め,各家庭によっては対策が異なることがあるかもしれません.私個人が行っている対策であり,絶対に倒壊しないという保証はありません.あくまで参考程度としてください.



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*生き物を飼育することは命を預かることです.その生体を最後まで責任を持って飼育することが飼育者の義務です.飼えなくなったという理由で逃がしたりすることは絶対にやめましょう